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ママ社員フル活用の肝は「チーム編成」にあり

ワーママの経験・スキルを活かすミッションの与え方は?

2013年11月25日(月)

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 育児をしながら「時短勤務制度」を利用して働くワーキングママ(以下、ワーママ)の中には、「補助的な仕事ではなく、責任とやりがいを感じられる仕事、キャリアを積める仕事をしたい」と考えている人もたくさんいます。しかし、勤務時間に制限があること、子どもの急病などで早退や欠勤する事態も起こり得ることから、本人も上司も「補助的立場でしか働けないのでは」と不安に思いがちです。

 私は出産後、時短勤務制度を利用しながら営業チームのプレイングマネジャーを務め、高業績を挙げるチームに育て上げた経験があります。その裏には、私の能力を積極的に活かそうとする上司の働きかけがありました。

 私は、入社以来、営業職として企業に対する人材採用コンサルティングを手がけてきました。トップの業績を挙げ続け、全社MVP賞を継続して獲得し、仕事に大きなやりがいを感じていました。ところが、第一子を出産後に職場復帰する際、会社は私を内勤の企画職に任命したのです。

 当時(約10年前)、ワーママが時短勤務で営業を務めた例はなく、「重い負担がかからないように」との配慮だったのでしょう。しかし私は、顧客企業の経営者たちと将来のビジョンや経営戦略を語り合う日々から一転、一日中デスクでパソコンに向き合う日々に物足りなさを感じていました。

 そんなある日、企画部門の飲み会に参加していた時、飛び入りで現れた営業部門の女性部長が私に言いました。「あなた、今の仕事、面白くないでしょう」。私が「確かにその通りです」と本音を言うと、彼女はすぐに人事にかけ合ってくれたのです。そして、その翌々週、私は彼女の部署に転属となり、再び営業を担当することになりました。通常の異動時期とは外れた異例人事でした。そして「少人数チームのマネジメントをやってみなさい」と言われ、プレイングマネジャーとして、入社4年目の男性社員、女性アシスタントという3人でチームを組んだのです。

 マネジャー業務は経験済みで土地勘はありましたが、初めての育児との両立がうまくできるかどうかという不安は正直ありました。でも結果的には、このチーム構成が驚くほどの成果を生み出しました。「営業戦略の策定」は私、「顧客へのアプローチ・提案」は私&男性メンバー、そして受注後の進捗管理など夕方から夜間の対応が必要となる業務は男性メンバー&女性アシスタント、という形で役割を分担。私はこれまでの経験をフルに活かして業績を挙げることができ、男性メンバーとアシスタントは私の不在時の責任を担うことで大きな成長を遂げたのです。

 こうしたチーム運営が評価され、私のチームは徐々に拡大。そして、プロジェクト単位で業務を遂行するスタイルを確立しました。

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「ママ社員フル活用の肝は「チーム編成」にあり」の著者

森本 千賀子

森本 千賀子(もりもと・ちかこ)

エグゼクティブコンサルタント

1993年に現リクルートキャリアに入社。2010年からリクルートエグゼクティブエージェントに参画。過去の膨大な事例から企業の成長フェーズに合わせた課題解決を提示。多くの経営者から頼りにされている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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