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あなたが外国人にモテないのは、「下品」だからです

第4回 グローバル市場で異性にもモテる秘訣とは

2013年11月1日(金)

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 この連載も4回目を数えた。今回は、「グローバル社会でモテるには」というやや難しいテーマを、筆者の経験に照らして考察してみたい。

 筆者がNo.2を務めていた多国籍の大手投資会社のシニアスタッフに、あらゆる人種の異性から実によくモテる男がいた。クリストファー(仮名)というオーストラリア人だった。顔はごつくて、とてもハンサムとは言えなかったが、笑顔が良く、 特に異性に対しては自然体で本当に親切な男だった。話も面白かったし、仕事も良くできて優秀だった。そしてどんなに遊んでいても、仕事の優先順位は第一で、その点は絶対ブレなかった。

 彼は実に自然体で女性を褒め、持ち上げることを知っていた。日本語だとちょっと言い過ぎじゃないか、と思うような褒め言葉も英語だと自然に言いやすい。

 例えば“Your gorgeous smile excites me(君の華麗な笑顔に接しているとつい興奮して舞い上がってしまうよ)”などと筆者のすぐそばで女性にせまり、女性が世にも嬉しそうな顔をしていたのを懐かしく思い出す。19カ国の人々から成る社内のスタッフミーティングやディナーなどでも、彼の隣に座りたがる女性スタッフが実に多かった。異性を惹きつける力を持っていたということは、ビジネスの注文も惹きつける力を持っていたということだ。

仕事さえできればプライベートには目をつぶる

 例えば、大手企業からもコンサルティング案件などの新しい注文を実によく取ってきた。社内外のガールフレンド多数と大変なご発展ぶりだったが、筆者は彼の上司として、良い仕事さえしてくれればプライベートな事には一切口を出さなかった。時々町で色々な女性と一緒に居る彼と目が合っても、お互いに片目をつぶってニヤッ、でおしまいである。彼はその後オーストラリアの投資銀行の頭取を経て、美人の奥さんを貰ってすっかり落ち着き、シドニーでボンド大学の教授をやっている。

 また筆者がシンガポールに住んでいた時に出会った、同国在住の日本人女性プロフェッショナルのMs.(ミス)Yのモテ方も、実に素晴らしかった。インテリアデザイナーとして成功し自分の店を持っていたが、国際感覚抜群で英語も日本語同様に使いこなしていた。美人で、話が面白く、人に対して優しい気遣いがあったので、日本人のみならずシンガポールの国際社会の中でもモテモテだった。

 実は筆者は、家内が東京に一時帰国していた時を見計ってこの人をデート(ディナー)に誘い出した。だが、その晩2人でどのレストランやバーに入っても、必ず暗闇のあちこちから“Hey, Mako!”と声がかかる。その夜ほどたくさん、家内との共通の知人に会ったことはなく、参った。この人もプロとして大成功した人だ。

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「あなたが外国人にモテないのは、「下品」だからです」の著者

安田 信

安田 信(やすだ・まこと)

安田信事務所社長

1937年生まれ。学習院大学卒業、米イリノイ大学大学院修了(会計学修士)。日・米・アジアなどにおける数多くの多国籍企業の世界で40年を超えるキャリアを持つ。87年、安田信事務所設立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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