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IBMもアマゾンを目指す

ハード志向の「巨象」は変われるか

2013年11月6日(水)

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 「アマゾンを目指しています」。記者が日課としているベンチャー企業取材では、よく取材先からこんな意気込みを耳にする。書籍だけでなく、電化製品や日用品などあらゆる商品をそろえ、仕入れから顧客へ届ける物流網に至る商流プラットフォームを作り上げた米アマゾン・ドット・コムを見習おうとする企業は多い。

 でも今回はちょっと驚いた。先週、訪れたのは東京・新宿にあるベンチャー企業、八面六臂(松田雅也社長)だ。「様々な分野でめざましい活躍をする」という四字熟語を体現しようと言うのか、同社が目指すのは「鮮魚のアマゾン」だ。

八面六臂が提供するアプリの画面

 八面六臂は鮮魚を飲食店に卸すサービスを提供している。顧客となる飲食店に米アップルのタブレット(多機能携帯端末)「iPad」を無償で配布する。画面上に翌日届けられる魚を表示し、飲食店に発注してもらう仕組みだ。

 魚を、産地や大きさ、価格で選べる。アマゾンのウェブサイトで商品を注文するのによく似ている。飲食店は仕入れに出向くことなく新鮮な魚を「ワンクリック」で注文できるようになった。

 これまでの飲食店の受発注は、ファクスと電話が多かったため、iPad上で手書きで注文できる専用ソフトも開発した。「脂多め」「焼き物用」といった言葉で注文してくる飲食店も多いという。IT(情報技術)アレルギーがある料理人でも使いやすいように工夫した。

 この発注情報を基に八面六臂が築地市場などで買い付け、協力配送網などを使って飲食店へ届ける。最短で翌日の午前には飲食店に届けられる。

 アマゾンのように「すぐ届く」物流網を整備できたのには訳がある。鮮魚は、漁師から飲食店へ届くまでの流通経路が長い。しかも漁師など生産側は中小企業が多く、高齢者が中心でIT(情報技術)化のボトルネックになっていた。一方で、集積地点として「築地市場」というプラットフォームがすでにできている。松田社長は「受発注の領域さえ整備すればまだまだ成長できる余地がある」ところに目をつけたわけだ。

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「IBMもアマゾンを目指す」の著者

西 雄大

西 雄大(にし・たけひろ)

日経ビジネス記者

2002年同志社大学経済学部卒業。同年、日経BP社に入社。日経情報ストラテジー、日本経済新聞社出向、日経コンピュータ編集部を経て、2013年1月から日経ビジネス編集部記者。電機、ネットなどを担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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