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フォトストックは世相を映す

低価格が生んだ思わぬ効果

2013年11月8日(金)

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 この写真を見て、何を感じるだろうか。家の中で祖父、祖母、孫二人、母親、父親の6人が仲良さそうに寝そべっている。三世代の家族間に絆を感じさせるこの写真は、写真素材提供(フォトストック)サービス「PIXTA(ピクスタ)」で2012年に最も購入された写真だ。

 PIXTAは2005年に開始された比較的歴史の浅いフォトストックサービスだ。写真や動画、音などのデジタルコンテンツ素材を販売している。我々、出版社に勤務する者にとってフォトストックサービスは身近な存在だ。誌面を作るのに写真は極めて重要で、雑誌の顔となる表紙や特集、記事内など、随所で活躍する。自分で撮影した写真を使うこともあるし、カメラマンに撮影をお願いすることもある。だが、それでも利用する素材がない場合はフォトストックサービスで写真を探すことになる。

 PIXTAの特徴は圧倒的に価格が安いことだ。フォトストックサービスはアフロや米ゲッティイメージズなど老舗がひしめく業界だが、プロのカメラマンが撮影した写真の販売がメーン。後発のPIXTAは逆にプロではない人が撮影した写真を販売することで価格を大幅に抑えている。しかも、一度購入すれば、何度使用しても追加料金が発生しないロイヤリティフリーだ。

 PIXTAを約5年近く利用している東京の旅行会社に勤務する30代男性は「カタログ作成時に重宝している。通常の写真を借りる場合は2万円弱かかり、ウェブサイトに利用する場合も二次使用料を支払わなければならない。PIXTAの場合は525円から購入できるため総額で10分の1くらいのコストで収まる」と満足げだ。

 圧倒的に価格を下げたことで、新しい市場の開拓にも成功している。「プロの出版社だけでなく、普通のビジネスパーソンがプレゼンテーションの資料作成時に購入するケースが多い」(ピクスタの古俣大介社長)。某大手通信会社の社長プレゼンでも、ピクスタの素材が使われているという。ビジュアルコミュニケーションの重要性が高まる中、タイミング良く市場のニーズをつかんでいるようだ。

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「フォトストックは世相を映す」の著者

原 隆

原 隆(はら・たかし)

日経コンピュータ記者

宮崎県出身。お酒が好きです。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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