• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

アップルもソニーと同じ道をたどるのか?

創業者が去った企業は衰退していくのか

2013年11月12日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 仕事や生活の必須アイテムとなったスマートフォン。筆者も、米アップルの「iPhone5」を愛用している。先日、そのiPhone5のOS(基本ソフト)である「iOS」のバージョンを、「7.0.2」、そして「7.0.3」へと立て続けに更新したのだが、様々なトラブルに悩まされるようになった。

 中でも悩まされたのが、「メッセージを受信しました You got a mail.」の通知が届くと、この通知がロック画面中に点灯表示されたまま消えず、カバンの中などで知らないうちに電池を完全に消耗してしまう、という問題だった。設定画面にある「通知センター」で、すべての通知を完全にオフにしてもずっと出続けるのでほとほと困り果てていた。

 だが実は、iPhone自体の設定の問題ではなく、ソフトバンクモバイルのオリジナル通知機能の問題だった。同社のユーザー専用サイト「My SoftBank」内にある「お知らせサービスの設定」というところの設定をオフにする必要がある、ということにようやく気付いて解決した、という顛末だった。

 もっとも、旧バージョンのiOSではこの問題は起こらなかった。いずれにしろ、iOSのバージョンアップによってもたらされた被害であったことには変わりはない。

 筆者が悩まされた問題が、ソフトバンク側に責任があるのか、アップル側に責任があるのか、はたまたソフトバンクとアップルのコミュニケーション不足に問題があるのか。わざわざ問い合わせてもいないし、それ以上の探索もしていないので真実はわからない。

 だが、すぐに感じたのは、創業者であるスティーブ・ジョブズ氏が亡くなった後のアップルはこの先どうなるのだろう、ということであった。

アップルとソニーの共通点

 現状、創業者を失ったアップルは大きな転機を迎えている。10月28日(米国時間)に発表した7月~9月期の決算を見ると、売上高はiPhone5の後継機機種「5s」と「5c」を発売した効果もあり、374億7200万ドルと前年同期比で4%増加した。一方で、純利益は75億1200万ドルとなり前年同期比では9%減少している。

 収益力の低下を露呈したことで、株価も一時下がった。登場時には画期的な新商品であった「iPhone」や「iPad」も、今や定番のラインナップとなった。リニアな進化を続けている限りは、デジタル家電の低価格化の流れからは、アップルといえども逃れることはできない。

 やはりアップルの真骨頂は、「iMac」「iPod」「iPhone」「Macbook Air」「iPad」といった具合に、矢継ぎ早に新しいカテゴリーの商品分野を創出してきたところにある。その期待感が株式時価総額を世界一に押し上げる原動力でもあった。

 ジョブズ氏がこの世を去ってから2年――。アップルは果たして新しい製品分野を生み出し続けることができるのか。

コメント7件コメント/レビュー

これは考え方が逆なんですよね。売り上げを飛躍的に伸ばした会社の経営者がカリスマと呼ばれるだけで、企業は常に衰退と戦っているんです。創業者がその人ではなくても開発する人はいずれ出るし、その人でなくても成功はするんです。たまたま創業者が多くの売り上げを上げたときに神格化されるだけで、二代目だろうが三代目だろうが成功する人はするんです。また企業の手がける業種が時代の波に乗っていることもほぼ必須条件なので時代の波が去るころに創業者も引退しているといったところでしょう。(2013/11/12)

「「デジタルビジネス」の未来図」のバックナンバー

一覧

「アップルもソニーと同じ道をたどるのか?」の著者

辻野 晃一郎

辻野 晃一郎(つじの・こういちろう)

アレックス代表取締役社長兼CEO

ソニーでパソコンやデジタルテレビ、ホームビデオ、パーソナルオーディオなどのカンパニープレジデントを歴任。2007年にグーグルに入社、日本法人の代表取締役社長を務める。2010年4月にアレックスを創業。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

これは考え方が逆なんですよね。売り上げを飛躍的に伸ばした会社の経営者がカリスマと呼ばれるだけで、企業は常に衰退と戦っているんです。創業者がその人ではなくても開発する人はいずれ出るし、その人でなくても成功はするんです。たまたま創業者が多くの売り上げを上げたときに神格化されるだけで、二代目だろうが三代目だろうが成功する人はするんです。また企業の手がける業種が時代の波に乗っていることもほぼ必須条件なので時代の波が去るころに創業者も引退しているといったところでしょう。(2013/11/12)

アップルがソニーと異なるところは、自社の強みにフォーカスし、経営資源を野方図に分散させないところだろう。アップルは創業から約40年を経ているが、基本的な製品群はパソコン・ハード、モバイル・ハード、それぞれのOSと限られたアプリ、オンライン・ストアに集約されており、しかもそれぞれが強固な関係性を持っている。スティーブ・ジョブズがNeXT社の技術とチームの一部とともにCEOに復帰してからも、すべてのプロジェクトが成功したわけではなく、姿を消していったものも少なくない。しかし、アップルは失敗から目をそらさず、失敗からの学びを次の製品開発に活かし、さらに洗練された技術やアイデアに結実させる努力を怠らない。短期的な収益を重視するのでも、他社とのスペック競争に鎬を削るわけでもない。自社とユーザーが満足することを行なう。自社の製品が卓越した存在であることを誇示し、ユーザーをも特別な存在に見せてくれる。ジョブズの思いがけない早世で、強力なリーダーシップを失ったように感じるのは当然だが、アップルが今でもこのような精神を失っていないことは、現在の製品を見てもわかる。前例に囚われることなく、変化するべき時には変化を拒まず、ユーザーの声を聞いて修正を行なう。だからこそ、一時的な停滞に見えるときがあっても、アップルユーザーは新しいサプライズを期待し、手にした製品に愛着を感じることができる。日本の企業がアップルから学ぶべきことはまだまだ多い。本質を見抜かずに新しい製品分野を追い求めてばかりいると、いつの間にか立ち位置を見失って転落するソニーのようになっちゃうよ。(2013/11/12)

ソニーをアップルと並べたいのだろうが、根本的に異なる。ウォークマンの成功など似ていると言いたいのもわかるが、IPhoneとの違いはウォークマンは娯楽品、なくても生活に支障はない。だが、IPhoneは異なる。生活にもはや不可欠のスマートフォンを切り開いた。質も堅実で愛用者が多い。ちょっとやそっとの変化でソニーと重ねるのは無理があると思います。(2013/11/12)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

日本の経営者は、経験を積んだ事業なら 失敗しないと思い込む傾向がある。

三品 和広 神戸大学教授