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「世界初」の浮かぶ風車が回りだす

日本の眠れる資源がエネルギーを変える

2013年11月11日(月)

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 本日、11月11日は日本の再生可能エネルギーの歴史に、新たな1ページが加わる日だ。

 震災後に突如、持ち上がった「福島県沖浮体式洋上風力」が、いよいよ運転を開始する。本日11時ごろに、小名浜港沖20kmほどのところに浮かぶ風車が回りだし、陸上へと電力を送り始める。

 浮体式洋上風力とは、その名の通り、海の上にプカプカと浮かぶ風車のこと。巨大なチェーンを巧みに係留させることで、風速70mの風が吹いても耐えられる。実際、超大型台風が建設中の浮体式風車の近くを通過したが、びくともしなかった。福島県の地元放送局は、台風中継の際に、驚きをもって風車の無事を伝えたという。

 建設当初からの様子は、連載「実録・福島沖巨大風車プロジェクト」でご紹介してきた。丸紅を筆頭に、三井造船や三菱重工業、日立製作所や新日鉄住金、ジャパンマリンユナイテッドなど、11社の企業がコンソーシアムを組成し、このビッグプロジェクトを進めてきた。

 このプロジェクトの話を初めて聞いたのは、2011年9月ごろのことだった。東京電力福島第1原子力発電所事故が起きて、半年ほどが経ったころだ。反原発のムーブメントが高まり、「原発代替は再生可能エネルギーだ」と叫ばれていた時期だ。

 「原発事故からの復興の象徴として、福島県沖に世界初の浮体式風力のウインド・ファームを作る」。ある取材先から、こう聞かされたとき、正直なところ「それはいくらなんでも無理なんじゃないか」と思った。

 風車の世界には、導入の順序がある。まずは陸上の風のよく吹くところに建てる。陸上風車の建設が進み、陸上で風況の良い適地が減ってきたら、着床式の洋上風力へと移行していく。遠浅の海の海底に風車を直接、固定するタイプのもので、欧州をはじめ世界各国で実績がある。

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「「世界初」の浮かぶ風車が回りだす」の著者

山根 小雪

山根 小雪(やまね・さゆき)

日経ビジネス記者

日経コミュニケーション、日経エコロジーを経て、2010年1月から日経ビジネス記者。エネルギーを中心に、自動車や素材など製造業を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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