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相談する側がお金をもらえる仕組みを考えた

世の中「相談されたい」人の方が多いかも

2013年11月13日(水)

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 最近、とある若手(といっても30代後半から40代前半)の経営者が数人集まる会合に参加しました。そこで、誰もが知っている大企業を引退された経営者がゲスト参加していたのですが、その方がお話の中でおっしゃった言葉が非常に印象的で、考えるきっかけを頂きました。

 「自分はもう引退したけど、自分の経験をいかして若手の経営者のお役に立ちたいんだ。でも、どうやったらお役に立てますかね。自分を使ってくださいよ…」

 何が印象的だったのかは、ちょっとこの言葉からだけではニュアンスがわからないかもしれませんが、僕の印象に残ったのは、誰もが知っている大企業の経営者でも、自分の経験を世のため社会のためにいかしたいけど、意外に力をもてあましており、少し悲壮感すら漂っていたということです。

 本当は誰もが指導を仰いでもいいような実績をお持ちなのに、意外と現実にはそういうことになっていない。むしろ逆に「こちらが相談してあげて喜ばせてあげなければならないのではないだろうか…」そんな義務感がむくむくと生じてしまうぐらい。

 そこでふと気がついたのです。

相談されたい人の方が多い

 実は、世の中は「相談したい人」よりも「相談されたい人」の方が多いのではないかということです。

 正直僕も仕事を引退したら、後輩達にいろいろと自分の経験を伝えたいです。そして相談に乗ってあげたいです。だって、「やなさわさん、いろいろアドバイスくださいよ」って言われたらうれしいもの。報酬なんかまったくいらないから、とにかく、いくつになっても、必要とされる人間でありたい。そう思うのではないかと思います。

 でも、こちらがそう思っていても、実は僕に相談したいなんて人は、そんなにいないのではないか。それが悲しい現実なのだろうと思います。なんせ、年配者の経験は貴重ではありますが、一方で年配者は話も長くなるし、過去の常識にとらわれるし、アドバイスにならない余計な話の方が多いかもしれません。実際問題、20代前半の起業家の集まりにいっても、どうにも話していてお役に立てないと感じることが多い。

 まぁ、そもそも起業家たちは何事も自分で経験したいのだから、したり顔の大人のアドバイスなんてものは不要なのだろうと思います。せいぜい必要なのは無条件の応援ぐらいです。応援は嬉しいものですからね。

 つまり、結局、世の中は相対的に「相談したい人」よりも「相談されたい人」の方が多いのではないでしょうか。

 しかも、経営者となるとなおさらなのではないかと思います。経営者はえてして自己中心的です。経営者が引退したら人に自分の経験を伝えてどうにか社会に貢献したいと思う。

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「相談する側がお金をもらえる仕組みを考えた」の著者

柳澤 大輔

柳澤 大輔(やなさわ・だいすけ)

面白法人カヤック代表取締役

1998年、学生時代の友人と共に面白法人カヤックを設立。数千~数万人規模のネットサービスを幅広く展開。ユニークな人事制度や、ワークスタイルなど、制度面も実験中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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