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ホンダが日本に工場を建てた真の狙い

台数を追わない国内生産の新しい形

2013年11月12日(火)

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 7ヶ月ぶりに訪ねたホンダの埼玉製作所寄居工場(埼玉県寄居町)は名実ともに、「工場」に育っていた。小型車の「フィット」が生産ラインを流れ、ぶつからんばかりに並んだ溶接用のロボットがクルマの骨組みを組み立てていく。

 10月から1日1050台のフル生産体制になったといい、建屋の外には部品企業の名前を書いたトラックが行き交っていた。真新しい設備だからという面もあるだろうが、製造現場には明らかに活気が溢れていた。

寄居工場ではフィットが次々と組み立てられていた

 筆者は日経ビジネスオンラインで4月30日に「サンショウウオが見たホンダ寄居工場の6年間」という記事を書いた。詳細はこちらを読んでほしいが、寄居工場の建設プロジェクトは、2008年9月のリーマンショックを境に大きな方針転換を迫られた。

 輸出を中心に据えた高級車工場から小型車工場への造り替えだ。だから11月7日に報道陣に公開した生産ラインに「アコード」や「アキュラ」の姿はなく、フィットばかりが流れている。

 しかし方針転換をしたとはいえ、ホンダは工場建設を止めはしなかった。リーマンショックの時点で建屋はできていたが、設備はまだ据え付けられてはいない。輸出から現地生産へ、という流れと国内市場の漸減傾向を踏まえれば、既存の工場だけで生産し続けるという判断もあり得ただろう。巨額投資になる完成車工場の新設は1歩間違えればリスクにはならないか。

 西本準埼玉製作所長と、寄居工場責任者の河野丈洋主任技師に、なぜ寄居工場の新設を貫いたのか。直接ぶつけてみる事にした。次ページに2人とのやり取りを掲載する。

コメント8件コメント/レビュー

表向きの表現であってもそうあってほしいと思う。政治も自動車販売ばかりではなく、日本に工場を持つことによる優遇等を考えておかないと日本に技術力は残らない。自動車メーカも表向きと言っているのはサプライヤーに対しては技術力よりコストだけの話になってしまっているので技術力は伸びて来ない。本体だけでは生き残れないのが自動車メーカであることをもっと強く意識する必要がある。(2013/11/16)

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「ホンダが日本に工場を建てた真の狙い」の著者

佐藤 浩実

佐藤 浩実(さとう・ひろみ)

日経ビジネス記者

日本経済新聞社で電機、機械、自動車を6年間取材。13年4月に日経ビジネスへ。引き続き製造業を担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

表向きの表現であってもそうあってほしいと思う。政治も自動車販売ばかりではなく、日本に工場を持つことによる優遇等を考えておかないと日本に技術力は残らない。自動車メーカも表向きと言っているのはサプライヤーに対しては技術力よりコストだけの話になってしまっているので技術力は伸びて来ない。本体だけでは生き残れないのが自動車メーカであることをもっと強く意識する必要がある。(2013/11/16)

発売早々人気の新型フィットも、購入した人たちが実際に街中を運転してこその修正点が見つかりエンジン制御のプログラムを見直したと聞きます。このように市場の声を迅速に生産ラインへフィードバックするには国内工場ならではの強みが活きてくるのではないでしょうか。(2013/11/15)

アメリカのオバマ大統領が、頻繁にアピールしている「中国からアメリカ国内へ工場と雇用を」という思想に立てば素晴らしいのですが。 今やアメリカはシェールガス革命によってエネルギーコスト、輸送コスト、リードタイム、国内貨物輸送(アメリカの貨物鉄道は世界一です)において、中国に負けないぐらいコスト競争力を持っています。(2013/11/13)

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