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山中教授とアンジェリーナ・ジョリーが医療を変える?!

2人の影響が医療制度や人々の生活にまで及ぶ可能性

2013年11月27日(水)

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 アベノミクスに伴う円安・株高に2020年東京五輪の開催決定が加わり、景気が一段と好転している。日本の経済と企業の視界は大きく開けてきたようにも見える。だが、2014年には消費税増税の実施など、不安材料も控える。果たして現在の好況は来年以降も続くのか。2020年までの中期的な見通しを持つうえで押さえておくべき4つのメガトレンドを、ボストン コンサルティング グループ(BCG)のパートナーが解説する。

(写真左:宮原 一郎、右:AP/アフロ)

 山中教授とアンジェリーナ・ジョリー──。一見何の関係もなさそうな2人が、我が国、いや全世界で、医療現場や医療産業は言うに及ばず、医療制度や私たちの生活までも根本的に変えようとしている。

iPS細胞が再生医療と創薬アプローチを根本から変える

 山中教授とは、言うまでもなく世界で初めてiPS細胞の樹立に成功し、ノーベル医学生理学賞を受賞した京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授のことである。山中教授が樹立に成功したiPS細胞は、大きく2つの意味でこれからの医療を変えていく可能性を秘めている。

 1つはよく知られている通りだが、iPS細胞から治療に必要となる器官を分化させることで、再生医療に応用することである。

 筆者のようなサイエンスの素人が「再生医療」と聞くと、iPS細胞から立体的な臓器を作製して、人体に移植することを想像しがちである。しかし、心臓、肺、胃など、高度な機能と複雑な構造を持つ臓器をiPS細胞から分化・誘導して、しかも患者に合わせて大きさと形を調整しながら作製する技術の確立には、まだ10年以上の時間がかかるらしい。

 だが、一部の技術は既に人体に適用する臨床試験段階にまで進みつつある。網膜色素上皮細胞や心筋細胞、神経細胞などの細胞レベルの作製技術は、完成の段階にある。最悪の場合失明する可能性もある加齢黄斑変性患者への網膜色素上皮シート移植、心不全患者への心筋シートの移植による心機能回復、ドーパミン産生神経細胞を移植することによるパーキンソン病の治療など、まだ根治療法のない疾患への応用が始められようとしている。

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「徹底予測2014 BCGが読み解く4つのメガトレンド」のバックナンバー

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「山中教授とアンジェリーナ・ジョリーが医療を変える?!」の著者

植草 徹也

植草 徹也(うえくさ・てつや)

BCG パートナー

京都大学法学部卒業。南カリフォルニア大学経営学修士(MBA)。電通、ボストン コンサルティング グループ (BCG) ダラスオフィスを経て現在に至る。BCG ヘルスケア・プラクティスの日本リーダー。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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