• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

日銀の“大実験”はいつまで続くのか?

3年?4年?否、“次の人”になるまで?

2013年11月28日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

“大実験”を始めたころには花が早々と散っていた日銀本店前の桜も秋の装い。異次元緩和はこの移ろいを何回見届けることになるのだろうか

 日銀が今年4月から実行している実験的な金融政策、「量的・質的金融緩和」、いわゆる「異次元緩和」は、いったいいつまで続くのだろうか。何が起きれば日銀による長期国債の大量買い入れが終わりになるのか。この疑問について、少し整理して考えてみよう。

 個別の政策というのは、その目的や目標が達成されたと判断されれば終了するのが普通である。

 「異次元緩和」の場合、その継続については、4月4日の日銀金融政策決定会合終了後の対外公表文に、「『量的・質的金融緩和』は、2%の『物価安定の目標』の実現を目指し、これを安定的に持続するために必要な時点まで継続する。その際、経済・物価情勢について上下双方向のリスク要因を点検し、必要な調整を行う」と、はっきり書かれている。そして、直近の11月21日の同会合終了後の公表文まで、同じ趣旨の記述が引き継がれている。

「必要な時点」まで“自動的”に継続

 日銀は「消費者物価の前年比上昇率2%の『物価安定の目標』を、2年程度の期間を念頭に置いて、できるだけ早期に実現する」ともアナウンスしている。だが、この「2年程度の期間」というのは、実験的な金融緩和が継続する期間というわけではない。

 開始から2年程度が経過した時点で物価目標がまだ達成されていない場合でも、「必要な時点まで継続する」ということだ。なので、日銀は目標達成の時期を先延ばしし、そのために「必要だ」という判断を下した上で、半ば自動的に「量的・質的金融緩和」を続けていくと考えられる(むろん、「必要な調整」という言葉の中には、買い入れの対象となる金融資産の範囲拡大や買い入れペースの加速も含まれると考えられるが、ここではそうした点には立ち入らない)。

 日銀が実現を目指している2%の物価上昇については、「安定的に持続する」という条件付きなので、上下にどの程度の変動幅を許容するかはともかく、おそらく最低でも1年程度は、物価の上昇が本当に安定的なものかどうかについての「見極め期間」が必要になってくる。

コメント0

「上野泰也のエコノミック・ソナー」のバックナンバー

一覧

「日銀の“大実験”はいつまで続くのか?」の著者

上野 泰也

上野 泰也(うえの・やすなり)

みずほ証券チーフMエコノミスト

会計検査院、富士銀行(現みずほ銀行)、富士証券を経て、2000年10月からみずほ証券チーフマーケットエコノミスト。迅速で的確な経済・マーケットの分析・予測で、市場のプロから高い評価を得ている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

機械を売るんじゃなくて、電気が欲しい方に電気が起きる装置をソフトも含めて売るビジネスをしていこうと。

田中 孝雄 三井造船社長