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「インバウンド」の武器は和食にあらず

“侍フレンチ”で地方に美食家を呼び込め

2013年12月2日(月)

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 ガストロノミー(仏: gastronomie、英: gastronomy)=食と文化の考察。美食学。

 今、美食学が地方再生の切り札として、見直され始めている。

 長野県北佐久郡軽井沢町。星野リゾートが運営する軽井沢ホテルブレストンコートで11月20~21日、信州の食の魅力を発信する初のイベント「軽井沢ガストロノミーサロン2013」が開催された。

 地域活性化を目指し、地場の食と食文化を世界に発信するのが狙い。今年1月に開催された「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」で日本人初の銅賞に輝いた「ブレストンコート ユカワタン」の総料理長・浜田統之氏が主催し、第1回目のゲストとしてフランスの三つ星シェフ、レジス・マルコン氏が参加した。

ブレストンコート ユカワタンの総料理長、浜田統之氏
レジス・エ・ジャック・マルコンのオーナーシェフ、レジス・マルコン氏

「美食」が過疎の村を救う

 サロン冒頭のワークショップで紹介されたのは、マルコン氏が取り組む食による過疎地域の再生事例だ。

 フランス・パリから約600キロメートル離れた郊外、オーベルニュ地方サンボネ・ル・フロア村に、マルコン氏がオーナーシェフを務めるレストラン「レジス・エ・ジャック・マルコン」はある。1997年にミシュランの二つ星、2005年に三つ星を獲得。地元食材、特にキノコをとことん極めた料理で知られ、フランス全土のみならず、世界中から美食を求めて観光客が集まる。

 サンボネ・ル・フロア村は、同氏がレストランを立ち上げる以前は目立った産業もなく「衰退の一途を辿っていた」(マルコン氏)というが、今では220人程度が住む小さい村に毎日400人以上が食を求めて訪れる。

 マルコン氏はレジス・エ・ジャック・マルコンのほかにもう1つレストランを運営し、ホテル2棟、ブランジェリー、パティスリーなども村にオープン。料理人の育成にも力を入れており、幅広く食文化の発展に寄与している。

 関連するスタッフは延べ150人を数えるなど、マルコン氏が村の産業を支えているといっても過言ではない。食関連の若い才能や芸術家が移住してくるケースも目立ち、村は息を吹き返した。「料理を通して村の自然や文化を見直すことができ、観光地として栄えるようになった」とマルコン氏。「軽井沢とも共通点がある。山に囲まれて食材が豊富。食が観光の大きな資源になる」ともマルコン氏は続ける。

レジス・エ・ジャック・マルコンは山中の小さな村にある

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「「インバウンド」の武器は和食にあらず」の著者

森岡 大地

森岡 大地(もりおか・たいち)

日経トレンディ記者

2006年、日経トレンディ記者、2013年、日経ビジネス記者、2014年に日経トレンディ記者。“イクメン”を目指し、仕事との両立に奮闘中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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