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大和リース社長「決定と決断は違う」

2013年12月16日(月)

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 創業して50年と言うと、古い体質が凝り固まっているものです。しかし、今回インタビューした大和リースは、そんな先入観を吹き飛ばすほどの柔軟性がありました。そこには、森田俊作社長の信念がありました。

 トップの決断力ですね。とくに、長い歴史のある企業の経営者、エグゼクティブ・リーダーに、この対談をお読みいただきたいと思います。

決断時の6つの判断基準

横田:本日は、よろしくお願いします。

 経営者としての決定学について、お話を伺いたいと思っています。

森田:こちらこそ、お願いします。

 選定と決定という言葉があるけれど、僕の中では、決定と決断ですね。

横田:決定と決断は違うのですか?

森田:そうですね。決定というのは、十分な情報が集まって、どれが良いかと選定するのを決定って言って、8割の情報で実行に移すのを決断。そして、それをやり遂げるのが断行。決断と断行というのは、良い決定と実行を繰り返さないとダメ。

横田:なるほど。それは何回も成功だとか失敗だとかを繰り返しているうちにだんだんわかってくるものなのですか?

森田:そうですね。「勘が先で理論が後」、というのは、当社創業者の故石橋信夫相談役の言であるけれど、ヤマカンではなくて、決断と断行を繰り返し、そこで研ぎ澄まされたのが「良い勘」。

横田:サイコロ降って決めるような話ではないのですね。

森田:そう。それをやることによって、2割の情報不足があっても、「よし!これはやる!」という決断力になってくる。

横田:決断出来る境目は、8:2なのか、6:4なのか、どの割合ですか?

森田:7割でGOサインを出しますね。

 よく「リスク管理」っていうけど、「リスク回避」だったりする。

 リスクには、量と質の2種類があって、リスクの量が、「わが社を倒産させる規模でないこと。リスクの質が、人命におよぶことでないこと。」この2つが大前提にあって、決断をします。大和ハウスグループでは樋口武男会長より口すっぱく教えられている6つの判断基準というのがあって。それは、

  1. お客さまにとって良いか悪いか、
  2. 社員にとって良いか悪いか、
  3. 会社グループにとって良いか悪いか、
  4. 株主にとって良いか悪いか、
  5. 社会にとって良いか悪いか、
  6. 将来にとって良いか悪いか。
森田俊作:大和リース株式会社代表取締役社長。1979年大阪経済大学経済学部卒業、大和工商リース(現大和リース)入社。1997年取締役、2008年に同社で初めてとなる生え抜きで社長に就任

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「大和リース社長「決定と決断は違う」」の著者

横田 尚哉

横田 尚哉(よこた・ひさや)

ファンクショナル・アプローチ研究所

顧客サービスを最大化させる経営改善コンサルタント。米GEの価値工学に基づく改善手法を取り入れ10年間で総額1兆円の公共事業改善に乗り出し、コスト縮減総額2000億円を実現させる。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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三品 和広 神戸大学教授