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なんと、イラン人も家族でコタツ!

イランにはイランの建築、でも最近はグローバル化

2013年12月13日(金)

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 私たち人間は、それぞれが住んでいる環境に合わせて、民族独自の建築を発達させてきました。タイやブルネイでは、水の上に家を造ってきました。自然に恵まれている日本列島では、ほとんどの建物が木造でした。いずれも環境の影響を受けてのことでしょう。

ヤズド市の特徴的な建物である「バードギール」。塔を通じて涼しい風を通すことで、室内の暑さを和らげる。砂漠の近くで真夏の暑さに耐える方法はこれしかなかったことでしょう。最も高いバードギールは33メートルだそうです。(撮影:アフシン・ワリネジャッド)

 地震の多い日本では、家を造るのに多くの工夫が必要でした。地震が起きても簡単には倒壊しない家。万一倒壊してもその被害が少なくて済む家が良い家です。壁を薄くする、屋根を軽くするのは被害を抑えるための工夫だったと筆者は考えています。

コタツで家族の絆を強める

 筆者は日本で暮らしていて、いつも頭に浮かぶ疑問があります。寒い冬、なぜ室内の方が外より寒いのでしょう。木造の建物だけではなく、新しいマンションでもいつも室内の方が寒く感じます。窓が多いからでしょうか。もちろん、それにはちゃんとした答えがあるに違いありません。日本の建物は、日本の環境の中で快適に暮らせるようにするために発達してきたからです。

 そう言えば、イランでも冬になると外より寒い家が少なくありません。そこで、イラン人も昔はコタツを使っていました。現在は、エアコンやセントラルヒーティングに人々が流れ、コタツを使う人の数はとても減っていますが、それでもゼロではありません。

 イランのコタツは単に暖まるだけではなく、イランの文化において大きな役割を果たしていました。冬には農業などの仕事がなく、外出の頻度が減りました。さらに、夜が夏より長いので、家族皆が家に揃う機会が多くありました。室内のどこも寒いので、家族はコタツに入るしかありません。コタツのある部屋では、皆が一緒に座って雑談をしました。祖父や祖母が昔話をしたり、父や母が普段話す機会のない思い出話をしてくれたりしました。こうして家族の絆をより強いものにしたのです。

 広い家の中には、コタツ室という専用の空間を持つ家もありました。この部屋には窓がなく、コタツを効率的に使うことができました。イランは大家族制で、親戚などが遊びにくることも多いので、広い家が多くありました。

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「なんと、イラン人も家族でコタツ!」の著者

サイードレザ

サイードレザ(えってはでぃー・さいーどれざ)

コラムニスト・翻訳者

イラン生まれ。テヘラン大学外国語学部日本語学科卒業。韓国のインハ大学院政治・国際関係を専攻。現在、東アジアを中心にイランの通信ネットワークにて記事を寄稿。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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