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忙しいからこそたくさん遊ばなければいけない

第7回 あなたが、働きながら“課外”でも活躍することのメリット

2013年12月13日(金)

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 国際エリートであれば、仕事もよくでき、理路整然としていて正しい人間であることは言うまでもなく、仕事以外のことにも活躍し、情熱を持っている程度の人間としての幅が必要だ。それは、社交や遊びかも知れないし、スポーツや他の趣味、または社会貢献や学究的な事かもしれない。

 仕事以外の人生も楽しむ、遊びも分かる、又は人のためになろうという見返りのない貢献に関心があるということは、心のゆとりであり、その人の魅力そのものでもある。また、それは強い体力や、やる気という意思を表現するものでもある。いくら責任が重く忙しくても、仕事だけで疲れ果ててしまってあとは何も残らない、家庭にも友人にもその他のことにも十分な情熱が残らないというのでは、人間として弱いし、エリートにはなれない。そういう幅を持っている人でないと国際ジャングルの中で人に好かれてネットワークやコネクションを増やし、社会の構造の中で階段の上に登って行くことはできないのだ。

 それにしても国際社会においては、エリートは本当によく遊ぶし、年配で社会的地位の高い人達もいつもfun(面白いこと)を求めている。そもそもこの人達(特に西欧の人達)は、一生懸命働くことが最終的にプライベートライフを楽しむためでもあり、従来型の日本人のように会社のために力を尽くし、そのこと自体が人生の最終目的になるようなことは少なそうだ。日本では、会社での現役引退には何か残念で気の毒がられる雰囲気が漂うが、あちらではこれから自分のプライベートライフが待っているという意味で、早く引退できることはむしろおめでたいことだ。

利害関係がない人たちからの助言はありがたい

 そのためには、徹底的に働き(グローバルエリートの個人の働きぶりは同じ時間を使っても日本のエリートよりアウトプットが多いと思う)、充実したプライベートライフを迎える日を楽しみに過ごす。そんな次第だから、プライベートライフを楽しむことは現役時代からも既に大事なのだ。

 筆者のような老齢な人間にとって、国際社会で働いた日々を思い返してみると、そういったプライベートライフ、課外活動でもずいぶん多くの人たちと付き合い、いろいろと楽しんだものだと思う。自然体としてそれが自身のネットワークやコネクションの“増強”にはね返っていたことは間違いない。

 シンガポールに5年住んだ時のことだが、シンガポールのビジネス社会は香港のそれのごとく、全くの人種のるつぼの多国籍社会だった。ここに入り込み、受け入れられるにはずいぶん苦労した。筆者は若いころに馬乗りであったので、「課外」にはシンガポールポロクラブでポロ(馬で行う打球。4人が1チームで対戦する)をやり、そのお陰で現地におけるインド、中華系、マレー人の上層部、米人英人豪州人の現地企業のトップ、はたまたマレーシア ジョホール州のサルタン(州の君主、土候)の一家の方々などとも幸いに親しくなれた。

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「忙しいからこそたくさん遊ばなければいけない」の著者

安田 信

安田 信(やすだ・まこと)

安田信事務所社長

1937年生まれ。学習院大学卒業、米イリノイ大学大学院修了(会計学修士)。日・米・アジアなどにおける数多くの多国籍企業の世界で40年を超えるキャリアを持つ。87年、安田信事務所設立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師