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インターナルブランディングがドコモの「公社体質」を変えた

「中身で勝負」では社員にもお客様にも伝わらない

2013年12月13日(金)

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 前回に引き続き、インターナルブランディングについて考えたいと思います。その前に1つ「自治体も変わってきたな」と感じた話をご紹介します。

 近年、街ぐるみの合コン「街コン」が全国各地で開かれていますね。男女の出会いを促進しつつ、地域活性化を図るものですが、最近カップルの誕生率が下がってきていた原因を「どうも男性陣のコミュニケーション能力が足りないからだ」と考えた兵庫県加西市では、なんとも大胆な「恋愛スキルアップ講座」を開催したそうです。講師はなんと、全日本ホストグランプリ初代王者。その模様をたまたまテレビの情報番組でみかけたのですが、実に興味深いものでした。

「人は見た目が10割」とマーケティングの真理

 カリスマホスト講師の第一声は「皆さん、人は見た目が10割です。中身が大事なんて、嘘」。この第一声に46人の参加者の皆さんは唖然としていました。

 講師はこう続けました。「意中の女性に気に入られたければ、いつも清潔にしておくこと。自慢話をしないこと。人の悪口やネガティブな話をしないこと。そういうことしていませんか?」

 話を聞いていると、なるほど、これはマーケティングの真理だと思いました。結婚は人生のパートナー選びですから、相手の女性陣が慎重なのは当然です。男性陣にとっては自分を売り込む最大のマーケティング機会と言えるでしょう。

 結局、この講演に続いて開催された合コンでは5組のカップルが誕生。「過去最高の成果」と同市の担当者さんも満足げでした。よほど好感触だったのでしょう。この12月22日には「美魔女が教える『恋愛マジック』」と題して恋愛スキルアップ講座第2弾を開催するようです。

 さて、本題に入りますが、前回は「社員との価値共有にこそマーケティング手法を駆使すべし」という副題で、消費者の心をとらえ、市場で新しい価値を生み出すためには、社員が変革の担い手となるよう、いかに社員の意欲をかき立て、ブランド価値を創り出そうとする組織風土を築くことが重要かについてお話ししました。

 その実践例をお話しましょう。僕がNTTドコモの特別顧問に就いた2007年当時、同社はいよいよ「公社」的な官僚体質からの脱却を強いられていました。顧客満足度ではauに遅れを取り、ソフトバンクも猛追していたのです。電電公社の名残もあって、自らの顧客を「加入者」と呼ぶようなことに慣れた社風がもともとありました。ただちにお客様の目線でものを考え、行動し、ブランドのあり方を変える時期にさしかかっていたのです。

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「インターナルブランディングがドコモの「公社体質」を変えた」の著者

魚谷 雅彦

魚谷 雅彦(うおたに・まさひこ)

ブランドヴィジョン社長

1954年生まれ。同志社大学卒業後、ライオン入社。2001年、日本コカ・コーラ社長。06年より11年まで会長。07年にブランドヴィジョンを設立。07年7月より10年6月までNTTドコモ特別顧問。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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