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スマホ料金は1/3になる

月額2100円の格安プランは成功するか

2013年12月17日(火)

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 12月7日の正午前。福岡天神の金融街にある福岡証券ビルの前には、土曜日にもかかわらず50人近い行列ができていた。その年齢層は、社会人や学生、家族連れ、高齢者と幅広い。

福岡証券ビルの前で行列をなす人々。開店前には約50人に達した(撮影:菅敏一、以下同)

 行列をなす人々の目的はただ1つ。東証マザーズ上場のネット企業、フリービット(東京都渋谷区)が独自開発したスマートフォン「PandA(パンダ)」を手にするためだ。

 フリービットは11月末に、NTTドコモの携帯通信回線を借りるMVNO(仮想移動体通信事業者)として、スマホ向け通信事業「freebit mobile(フリービットモバイル)」をネット通販で開始。端末代金(2年間の分割)と050番号を使うIP電話の基本料、定額データ通信サービスの料金を合わせて、月額2100円という格安で提供するのが特徴だ。

 福岡天神に開店した「ATELIER freebit(アトリエフリービット)」は、スマホを実際に試してから契約できる初の直営店。建築家の迫慶一郎氏がデザインした店舗は「白い箱と七色の虹」というコンセプト通り、真っ白な壁紙に7色の線が描かれたオシャレな空間に仕上がっている。店舗の入り口付近には3D転写機が置かれており、ユーザー自身が持ち込んだ写真などを使ってオリジナルのスマホケースを作成できる。

 フリービットは11月中旬から九州限定でテレビCMを展開。「あなたのモバイルコストを1/3へ」という低価格戦略を武器に、これまではニッチな存在だったMVNOを一般ユーザーへアピールした。一気に知名度を高めたことが、開店日に行列という結果につながった形だ。

「上々のスタートを切れた」

 「モバイル通信のコストを3分の1にする革命が始まる。提供するスマホは、(安かろう悪かろうの)格安品ではなくユーザーにとってちょうど良い体験が得られる端末。福岡から(大手3社に次ぐ)第4の事業者として挑戦していく」。

オープンに先立ち挨拶する石田宏樹社長(中央)。左は建築家の迫慶一郎氏

 正午の開店にあたり、フリービットの石田宏樹社長はこう力強く宣言。店内になだれ込んだ来場者からは「画面が大きくてキレイ」「想像以上にサクサク動く」との感想が上がる。自らも店頭に立った石田社長は、「上々のスタートを切れた」と新規事業への手ごたえを口にした。

 とはいえ、石田社長自身、「1日ごとに(今日のように)行列ができる夢とお客様が誰も来ない夢を見ていた」と話す。コンシューマー商品を取り扱う経営者にとって、新規参入は期待と不安が入り混じったものなのだろう。

除幕が終わり、来場者がなだれ込む

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「スマホ料金は1/3になる」の著者

佐伯 真也

佐伯 真也(さえき・しんや)

日経ビジネス記者

家電メーカーで約4年間勤務後、2007年6月に日経BP社に入社。専門誌・日経エレクトロニクスで、デジタル家電やディスプレーなどの最新技術動向を執筆。2013年1月から日経ビジネス記者。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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