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五輪選手村は大地震でどうなる!

東京オリンピックまでの防災未来予想図(3)

2013年12月18日(水)

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 2020年のオリンピックをひかえた東京。まもなく内閣府は、巨大な首都直下地震の新たな想定を発表するという。はたして日本は、東京は、この事態を前にどんな安全・安心策を講じられるのか? “防災の鬼”渡辺実氏は競技会場や選手村など多数の施設が林立することになる湾岸地域に注目。もし未曾有の直下型地震が起きたら、この場所で何が起きるのか!?

選手村の建設予定地は、晴海五丁目だ。隅田川の河口に三角形に突き出した土地には現在のところほとんど人影がない

 かもめが舞う、東京・晴海の海岸沿い。海風に吹かれながら、“防災の鬼”渡辺実氏は語りだした。

 「ここに五輪を招致した猪瀬都知事も、何だか大変なことになってしまったね。まあ、しかし地震は政治がどうなろうと必ずやってくる。私たちはいつでも、自分たちの命を守るための安全・安心を考えておかないといけない」

 今回、チームぶら防が訪れたのは、2020年の東京オリンピックで選手村が建設される予定の、晴海五丁目。90年代までは、晴海の展示場(東京国際見本市会場)と呼ばれた広大なイベントスペースがあり、東京モーターショーなども行われていた土地だ。

 だが、当時から交通アクセスの不便さが指摘されていた。駅から遠く、主な交通手段は以前からずっとバスだ。チームぶら防が訪れた際も人影はほとんどなく、行き交う船や対岸の道路を走る車の喧騒ばかりが聞こえてきた。

 「今回のオリンピックの計画を防災の観点から見たとき、特徴的なのは、競技会場などの施設の6割以上が、こうした湾岸の埋め立て地に集中していることなんだ。東京のような過密都市で、新たに広い土地を確保しようと思ったら、埋め立て地のような“まだ使われていない土地”“まだ存在していない土地”を使うしかないからね」

 そう言いながら、難しい表情を見せる渡辺氏。いったい何が問題なのか?

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「五輪選手村は大地震でどうなる!」の著者

渡辺 実

渡辺 実(わたなべ・みのる)

防災・危機管理ジャーナリスト

株式会社まちづくり計画研究所代表取締役所長、日本災害情報学会理事、NPO法人日本災害情報サポートネットワーク理事長。国内外の災害現場からジャーナリスティックな提言を行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

水原 央

水原 央(みずはら・よう)

ライター/劇作家

東京大学理学部数学科卒業後、ライター、劇作家、ラジオ・パーソナリティとして活動する変わり種。現在は科学の知識を活かして地震や防災の問題をわかりやすく伝える記事を志し、奮闘中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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