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なぜ大手ICT企業で不採算案件が相次ぐのか

「対岸の火事」では済まされぬ根本的な原因

  • 大山 繁樹=ITpro

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2013年12月26日(木)

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 大手ICT企業の2013年度上期(2013年4~9月)の連結決算は、景気回復への追い風もあり、おおむね好調だったと思う。だが一方で、なぜか不採算案件の発表が相次いだのも特徴だった。

新規案件に積極的に取り組んだが…

 「なぜか」と書いたのは理由がある。不採算案件の発生は、これまでも多くのICT企業で少なからずあった。だからこそ、プロジェクトの進捗管理をしっかりやり、プロジェクトマネジャーを育成し、PMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)などの仕組みを整えることで、不採算案件の撲滅に全社を挙げて取り組んできたはずだ。それなのに、最近になって不採算案件が目立つようになったのはなぜだろうか。何か根本的な原因があるのではないか。

NTTデータ代表取締役社長の岩本敏男氏

 上期の業績発表だけをみても、例えばNTTデータでは大規模な不採算案件が6件も発生し、上期損失は250億円に達した。13年度通期の業績予想にも、大きな影響を与えたほどである。NTTデータのような大規模な不採算案件ほどではないにせよ、他の大手や中堅のICT企業の業績発表でも、不採算案件の発生が相次いで報告されていた。

 筆者は以前、NTTデータのシステム開発事例やプロジェクト管理について取材し、その内容を「SI力! IT社会を切り拓くプロフェッショナルたち」として書籍にした経験がある。システム開発の最前線で奮闘している多くのベテランたちに話を聞き、教科書どおりには行かないプロジェクト管理の本当のノウハウや実情といった、現場の生の姿を声をまとめ上げた。

 そこには納期を守るために、さまざまな苦労や大勢の技術者の努力があった。大規模なプロジェクトになるほど、難易度は急激に上がる。だが遅れることはできないし、失敗は許されない。システム開発は、多くの技術者の知恵と勇気の結晶といっても過言ではない。そうした事情を知るだけに、NTTデータから今回のような不採算案件が発表されたことは、個人的にも非常に残念だった。

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