• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

お好みは「正統派」?「セクシー系」?

AKB48人気から考える景気循環とアイドルとの関係

2013年12月27日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 経済学者や社会学者が大真面目にアイドルのことを論じた書籍がこのところ増えている。その背景について「リフレ派」の経済学者である田中秀臣氏は著書「AKB48の経済学」で次のように述べている。

「いい年して大人げない!」は和らぐ

 10代でデビューしたアイドルが20代、30代、40代になるにつれて、自分たちも一緒に年を重ねながら、それでもファンであり続けたいという人が、実際には昔から大勢いたのだろうと思います。

 それを妨げていた「いい年をしてアイドルが好きだなんて大人げない」という社会の目も、漫画やアイドルが好きだった団塊世代が社会の中心になっていくにつれ、時代とともに和らいでいきました。

 また、クラシックを中心とする音楽評論家でポピュラー音楽もカバーしている中川右介氏は著書「松田聖子と中森明菜」で次のように指摘している。

 彼ら・彼女ら、名もなく金もなく権力もない1980年代の十代・二十代の若者たちは、乏しい小遣いを工面してアイドルたちのレコードを買い、テレビ局やラジオ局にリクエストハガキを出すことによって、音楽界の既成秩序を崩壊させたのだ。

 アイドルのレコードが売れることで、作詞や作曲というかたちで関わったミュージシャンたちは巨額の印税収入を得て、それが次の音楽の創造の現場に投資されていった。現在の音楽界のインフラは、この世代の間接的投資によって整備されたのだ。

 同じ時期、同じようにアニメやコミックに投資していた人々もいた。彼らは第一次オタク世代と呼ばれるようになり、その礎(いしずえ)があったからこそ、こんにちのコンテンツ産業は存在する。

 日本の社会で世代交代が進んだことによって日本のコンテンツ業界の基礎が築かれたし、学者がアイドルの研究を正面から行える状況にもなったようだ。

コメント1

「上野泰也のエコノミック・ソナー」のバックナンバー

一覧

「お好みは「正統派」?「セクシー系」?」の著者

上野 泰也

上野 泰也(うえの・やすなり)

みずほ証券チーフMエコノミスト

会計検査院、富士銀行(現みずほ銀行)、富士証券を経て、2000年10月からみずほ証券チーフマーケットエコノミスト。迅速で的確な経済・マーケットの分析・予測で、市場のプロから高い評価を得ている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

実は事業継承の覚悟って、そんな大それたものではないんですよ。

高田 明 ジャパネットたかた 創業者