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延長なし、勝ち点方式でプロ野球は変わる

プロ野球改革、7つの「初夢」

2014年1月10日(金)

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 新年の座興に、ごく私的な「プロ野球改革プラン」を披露したい。改革と大上段に振りかぶったが、新年パーティーで野球マニアが語り合う破天荒な夢物語のようなものだ。実現するのは極めて難しいものばかりだが、プロ野球をより楽しくする議論の「叩き台」にでもなればと思う。

<選手数> ベンチ入り選手は25人も必要なのか

 阪神の代打の切り札だった桧山進次郎が「代打の代打」に代えられたことがあった。相手が左腕投手にスイッチすると、代打登場をコールされていた左打者の桧山はベンチへ下げられた。顔見せと素振りだけで仕事を終えた1億円プレーヤー。究極の贅沢な人使いとして印象に残っている。

 現行のベンチ入り選手数は25人。年に1~2度はベンチ入り選手が総出に近い激戦があるが、ほとんどは15人以内で済む。

 ベンチ入り25人は延長回無制限だったときの名残り。スペシャリストを繰り出す多彩な戦法も面白いが、4打席目に安打を放つかもしれない打者がいるだろうし、続投で立ち直る投手も多いのではないか。桧山の顔見せのようなムダを避け、人件費の節約にもなる。

 大リーグにベンチ入り1人減の24選手という動きがあった時、阪急監督の上田利治は「わが球界もやがて選手減の方向に進むかもしれない」と、人件費を削減する時代の到来を予測。「選手に複数ポジションを奨励して、その日に備えなければならない」と語った。

 だが、球界にその気配はない。人減らしをしたい球団経営者は多いが、現場が反対する。選手が減るとチーム内の競争が甘くなると気遣う向きが多い。しかし、ベンチ入り20人にして1軍入りを難しくすることで、緊張感は十分に保てるはずだ。

<球場> 飲食は高すぎる、コンビニを設置せよ

 元近鉄監督の芥田武夫が1970年に球団社長になった時、「お見合いができるような球場にしたい」と抱負を述べた。当時のプロ野球の本拠地球場はどこも、女性が観戦をためらうような設備、雰囲気だった。かつて歌舞伎座は観劇中にお見合いの場として使われた。そんな優雅なムードを球場にも持ち込みたいという考えだった。

 今は「ボールパーク」を標榜する球場が増え、家族連れでも楽しめる。ただ、ゲームを真剣に見たいファンには不満がいっぱいだ。座席は狭く、前の席の観客や防護ネットの支柱が視界を遮る。通路を頻繁に行き交う売り子のせいで、大事な場面を見落としたと悔しがる観客も多い。球場は野球がシンから好きな人に設計してもらわねばならない。

 どの球場も、飲食物の持ち込みを禁止している。ビン、缶、ペットボトルはエキサイトして投げ込まれる恐れがある。食べ物は食中毒が起きた時の責任の所在をクリアにするために持ち込みを断る、という言い分だ。売店の売り上げが収益に占める割合は大きい。持ち込み自由にできない事情は理解できる。

 だからといって、コンビニエンスストアより割高の飲食物を独占的に押しつけるのにも問題があろう。いっそのこと、「コンビニのある球場」を売り物にして、市中のコンビニとそっくりな店舗を球場内に設置できないものか。

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「延長なし、勝ち点方式でプロ野球は変わる」の著者

浜田 昭八

浜田 昭八(はまだ・しょうはち)

スポーツライター

アマからプロまで野球一筋半世紀という超ベテランのスポーツライター。現場取材にこだわり続けて、今日も記者席から白球を追う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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