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コストの呪縛から技術者を解き放つ平井ソニー

ソニー平井一夫社長が語る「感動型モノ作り」の極意(前編)

2014年1月21日(火)

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1月7日朝、ヴェネツィアンホテル・大会議場で開催されたCESのキーノートスピーチの様子

 “平井ソニー”になって、ソニーは確実に変わりつつある。ハイエンドコンパクトデジカメ「DSC-RX1」、スマホ用のレンズカメラ、ミラーレス一眼の「α(アルファ)7」、ハイレゾオーディオ――と、ここに来てソニーらしいヒット商品を連発している。1月上旬に米ラスベガスで開かれた家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」でも超短焦点プロジェクターをはじめ、ソニーらしい提案が相次いだ。筆者は、CESにて平井一夫社長兼CEOに単独インタビューを行った。いったいどのようにして「ソニーらしい」商品をつくるのか。平井氏の熱い思いを2回に渡って紹介する。

日本では、2013年秋に発売されたハイレゾ対応のオーディオ、特にハイレゾウォークマンが飛ぶように売れています。

平井:年末に主要なディーラーさんを回ったのですが、「ハイレゾではご迷惑をお掛けし、たいへん申し訳ございません」と、お詫びの連続でした。品切れで、お客さんにはご迷惑をお掛けしていますからね。ハイレゾウォークマン「NW-ZX1」の価格は7万円台もするのです。この価格はどうかなと事前に思ったのですが、ふたを明けてみたら、もの凄い売れ行きなんですね。

 びっくりするのは、安価な「Fシリーズ」より売れているんですよ。しかもヘッドホンが付属していないので、ハイレゾ対応のヘッドホン、ハイレゾ対応ヘッドホンアンプをいっしょにお買い上げいただくと、15万円ぐらいになっちゃうんです。ポータブルオーディオで15万円を買っていだたけるエンスージアズムは、想定以上でした。

2013年9月にドイツで開催された家電展示会「IFA」で発表されたハイレゾウォークマン

これまでハイレゾオーディオに無縁だったソニーが突然、変身したような印象でした。単体のHDDプレイヤー、ミニコン、ウォークマン、ヘッドホン、ポータブルレコーダー――など、ソニーはオーディオ分野をすべてをハイレゾ化していますね。

平井:mora(モーラ、ソニー系の音楽配信サイト)でハイレゾ音源のダウンロードサービスを始めたことも大きかったです。それによってハイレゾに対する潜在的な需要が明らかになりましたから。私は少し前から、日本市場では、若いみなさんも「音が良い」ことに重点を置くようになってきたようだと察知していましたが、まさかこれほどの勢いでハイレゾが認識されるとは、予想していませんでした。日本のユーザーは今や、世界で一番、クオリティに対して敏感です。

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「コストの呪縛から技術者を解き放つ平井ソニー」の著者

麻倉 怜士

麻倉 怜士(あさくら・れいじ)

デジタル・メディア評論家

日本経済新聞社、プレジデント社を経て、91年にデジタルメディア評論家として独立。評論活動に加え、映像・ディスプレイ関係者による日本画質学会の副会長、津田塾大学の講師の“3足のワラジ”をはきこなす。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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