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柵越え本数は数えるな?!

プロ野球の“元旦”、キャンプイン迫る

2014年1月24日(金)

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 プロ野球界の元旦はキャンプが始まる2月1日だと、先輩記者から教えられた。選手全員が顔を揃えて結束し、戦う決意を新たにする。取材する側もこの日だけはネクタイを締めた正装で臨めと言われた。そこまで畏まる記者は減ったが、シーズンの幕開けに臨む選手の気持ちを汲み、いつにも増して厳粛な姿勢で取材しなければならないと思う。

 ドラフト、移籍による新加入があって程度の差はあるが、どこもチームの顔ぶれは変わっている。キャンプはこの新陣容をどのようにまとめ上げ、戦える軍団にするか重要な時期である。

 例えば、片岡治大、井端弘和が加入した巨人の新二遊間はどうなるのか。正遊撃手・坂本勇人はこれまで通りにポジションを確保できるのか。韓国のナンバーワン投手の呉昇桓は阪神待望のストッパーになれるだろうか。新監督の谷繁元信の下でコーチ陣がそっくり入れ替わった中日は、いかなるキャンプを過ごすのか。

 また、李大浩、中田賢一ら他球団から既成戦力を大量に獲得したソフトバンクは、在来戦力との融合をどう図るのか。伸び盛りの若手をどう扱うのか。日本ハムでは投打二刀流2年目の大谷翔平がどんなキャンプを過ごすのか。投手に傾くと見られているが、優れた打撃が錆びつく恐れはないのか。

 「穴埋め」の作業に時間を費やさねばならないチームもある。

 24勝無敗のエース田中将大と、5番打者マギーが去った楽天は、連覇へ向けて苦しいキャンプに臨む。高校ナンバーワン左腕の松井裕樹(桐光学園)、大リーガーのブラックリー(レンジャーズ)を投手陣に加えた。マギーに代わる内野手に、大リーグ通算150ホーマーのユーキリス(ヤンキース)を獲得した。だが、無敗のエースが抜けた穴はあまりにも大きい。経験豊かな星野仙一監督の手腕が注目される。

 悲壮な決意でキャンプを迎えるのはオリックスである。4番の李大浩がソフトバンク、5番バルディリスがDeNAへ去った。昨季のチーム打率、得点はともにリーグ最低。その貧打線から、2人で38パーセントの打点を挙げた4、5番が抜けた。しかも、補強はヘルマン(西武)、ペーニャ(ソフトバンク)、鉄平(楽天)、谷佳知(巨人)と控えめ。好打者揃いだが、不調だったり、故障上がりだったり。守りを強化して走る野球を推進するという森脇浩司監督の意図が、キャンプでどこまでチームに浸透するか。

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「柵越え本数は数えるな?!」の著者

浜田 昭八

浜田 昭八(はまだ・しょうはち)

スポーツライター

アマからプロまで野球一筋半世紀という超ベテランのスポーツライター。現場取材にこだわり続けて、今日も記者席から白球を追う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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