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“さとり世代”よ、アニマルスピリットを抱け!

新入社員の意識に透ける日本の閉塞感

2014年1月27日(月)

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 「さとり世代」――。

 厳密な定義はないらしいが、「ゆとり教育」を受けた世代(1987~95年度生まれが中心で現在18~26歳前後)とほぼ重なるという。バブルが崩壊した後の不況しか知らずに育ち、車やブランド品には興味をあまり示さないなど、消費行動は慎重かつ合理的。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を用いた人的ネットワークが生活の軸になっているなど、独特の行動パターンをとっているとされるこうした年齢層のことを、マスコミが取り上げる機会がこのところ増えている。

 1月11日夜には、テレビで「NHKスペシャル 徹底討論! ニッポンの若者はどこへ? 恋愛・仕事観・・・その本音は!? 社会保障は維持可能?」がオンエアされた。熱のこもった興味深い討論が展開されていたため、筆者は最後まで観た。

 翌12日には、日本経済新聞の日曜朝刊に毎週掲載されている書評ページの「今を読み解く」で、評論家・芹沢俊介氏が「『さとり世代』の消費行動」と題して関連書籍を紹介していた。その中でも紹介されていた原田曜平氏の著書『さとり世代』を読んでみたところ、この世代の考え方が非常によく理解できた(同氏は上記討論番組にも参加していた)。

 今回のコラムでは、大学などを卒業して社会人になったばかりの「さとり世代」の若者が抱いている、意識の特徴を考察してみたい。材料に用いるのは、日本生産性本部が毎年春と秋に実施している、新入社員を対象とする「意識調査」の結果だ。

「下向きの人口動態」と若者のメンタルな部分

 筆者は、「下向きの人口動態」(人口減・少子高齢化)という「数」の面にもっぱら着目して、日本経済についての長期悲観論を維持してきている。だが、実際にはそれと同時に、日本の政治・経済・社会をリードする役割をいずれは担うことになる「さとり世代」の若者たちがどのような考え方を有しているのか、というメンタルな部分についても把握しておく必要があるだろう。

 91年から実施されている新入社員の「意識調査」には、様々な質問項目があるのだが(一部の質問は途中の年から実施)、ここでは3つを取り上げたい。

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「“さとり世代”よ、アニマルスピリットを抱け!」の著者

上野 泰也

上野 泰也(うえの・やすなり)

みずほ証券チーフMエコノミスト

会計検査院、富士銀行(現みずほ銀行)、富士証券を経て、2000年10月からみずほ証券チーフマーケットエコノミスト。迅速で的確な経済・マーケットの分析・予測で、市場のプロから高い評価を得ている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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