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シリコンバレーを創る4つの条件

シエラ・ベンチャーズ、ティム・グレリ氏が語る

2014年1月24日(金)

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 日経ビジネスは1月20日号で「シリコンバレー4.0 ~変貌する革新の聖地~」と題する特集を掲載した。世界をリードするイノベーションを生み出し勢力を拡大するシリコンバレーの現状、そして次々と起業家を育むエコシステムの強さを描いた。

 シリコンバレーに拠点を構える米ベンチャーキャピタル (VC)のシエラ・ベンチャーズは2013年7月、日本人起業家である芳川裕誠氏が率いるクラウド型データウエアハウスサービス提供会社「トレジャーデータ」に出資した。同社の役員にも名を連ねるティム・グレリ氏に話を聞いた。

(聞き手は日経ビジネス 原 隆)

ドットコムバブルの崩壊から10年以上が経過した。シリコンバレーが再び世界の注目を集めている。

シエラ・ベンチャーズでマネージング・ディレクターを務めるティム・グレリ氏(撮影:Koichiro Hayashi)

グレリ:私はドットコムバブルを目の当たりにした人間の一人だ。ただ、起業した会社を1999年、2000年に売却したから巻き込まれてはいないがね。

 当時のバブル時に何が起きたのかを振り返るといい。ビジネスの基本である顧客、売り上げ、利益のバランスをあまりにも軽視した上場が繰り返され、そしてバブルへと突入した。現在のシリコンバレーの状況をバブルと指摘する人がいるかもしれないが、私はそうは思わない。

 例えば、ビジネスオートメーションの分野について見てみよう。過去30年間を振り返ると、昔はクライアントサーバーの時代だった。その後、インターネットが普及し、現在はネットの進化に加えてクラウドコンピューター、モバイルという3つの要素がビジネスオートメーションの分野で発達している。このような状況を過去に見つけることはできない。つまり、非常に短期間でスタートアップが成長できる機会をもたらしていると言える。企業に対する評価額が高過ぎるのではない。業界そのものが持っているポテンシャルが極めて大きいということだ。

ドットコムバブルの悲惨さはみな覚えている

 現在は売り上げや収益が一定の基準を満たした企業のみIPO(新規株式公開)をしている。ビジネスの基盤としては当時と比べても比較にならないほど強くなっているし、なによりここにいる人たちはドットコムバブルの悲惨さをみな覚えているんだ。シリコンバレー全体は冷静な視点でスタートアップを見ていると言える。

 もちろんシリコンバレーにおいてもトレンドはある。約3年前まではBtoC(消費者向け)のビジネスに波が来ていたが、その後は急速にBtoB(企業向けビジネス)のビジネスがトレンドとして上がってきた。クラウドサービス市場、ビッグデータ市場をはじめとするBtoB市場は400兆円という巨額のお金が投資されている市場だ。

 シエラ・ベンチャーズは特にBtoBのスタートアップへの投資を得意としているベンチャーキャピタル(VC)だ。我々が日本人起業家である芳川裕誠氏率いるトレジャーデータに出資したのも、彼らが実にエキサイティングな領域でビジネスを展開しているからだ。企業は30年間もの間、データベースを生かすことができなかったが、今は早く、かつ効率的に活用できる時代に突入している。クラウドコンピューティング、データウエアハウスの領域は今後、確実に伸びる領域だよ。

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「シリコンバレーを創る4つの条件」の著者

原 隆

原 隆(はら・たかし)

日経コンピュータ記者

宮崎県出身。お酒が好きです。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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