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組織の共同性とリーダーシップについて再認識を

2014年の経営課題を聞く(第5回)

  • 金井 壽宏

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2014年1月29日(水)

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 企業の経営に影響を及ぼす可能性のある時事的な話題を取り上げ、国内有数のビジネススクールの看板教授たちにそのインパクトを読み解いていただくシリーズ。

 今回のテーマは、企業が2014年に取り組むべき経営課題。2013年にはアベノミクスに伴う円安・株高を追い風に多くの企業で業績が好転した。その流れを持続するためにどのような課題があり、その解決にどう取り組むべきか。国内ビジネススクールの教壇に立つ4人の論客に、リレー形式で登場し、持論を披露してもらう。

 最終回に登場するのは、日本のリーダーシップ研究の第一人者である神戸大学大学院経営学研究科の金井壽宏教授。厳しさを増す職場環境で働く人のモチベーションをどのように引き出していくか、またリーダーシップの本質についても論を進める。

(構成は峯村創一=ライター)

日本のリーダーシップ研究の第一人者である神戸大学大学院経営学研究科の金井壽宏教授(写真:山田 哲也)

 私自身、企業における「個人と組織」の関係について長年研究してきた中で、今ほど経営における人の問題が難しい時代はないと感じています。

 厳しい就職戦線を乗り越えてきた新入社員の皆さんも、会社に入ればすべて安泰というわけにはいかない。先輩たちも少ない人数でかつての倍以上の量の仕事を回しているし、数値目標についても高い水準が求められ、現場は疲弊しています。

 経営トップでさえ時代を読めないご時世なのに、上の言うことは聞かなければならない、嫌だからといって簡単に辞められないというのは、学生時代に体育会系の部活に入っていた人を除いて初めての経験ではないでしょうか。

 このように、思い描いていた期待と現実とのギャップに受けるショックを「リアリティーショック」と言いますが、厳しさを増す環境下でどうやって部下の意欲を引き出し、育てていくか、また同僚たちとどのように協力して仕事を進めていくかが、日本企業にとって大きな経営課題になるでしょう。

組織に必要な2つの側面

 ここで決定的に重要なことは、組織には「何かを成し遂げる」ということと、「誰かとともにある」ということの両面に関する深い認識です。

 臨床心理学者の平木典子氏は、この2つの側面を「タスク」と「メンテナンス」という言葉で論じています。上司は、ただ単にタスクを進めていくだけでなく、いろいろと部下のことを気にかけて面倒を見るという行為、すなわちメンテが必要です。そうしたメンテがあるから、タスクも進むわけです。

コメント1件コメント/レビュー

集団の中で口火を切ることがリーダーシップの一つの形なのなら、幼少のころから、そういう人を馬鹿にしたり貶めたりするような行動を抑制することも、教育には絶対必要です。例えば学校で話し合いで沈黙して停滞する時に、突拍子も無いような意見が出た時。明らかにふざけている場合は別ですが、一度でも真剣に受け止め、考える場を作れるか。批判もからかいもあるでしょう。しかし収め、進行する立場の人が、口火をきった人をフォロー出来るか。それが出来ないと、次第に発言することが恐くなり、停滞する場の空気を動かせる人材は育ちません。少なくともその場が終わった後、その発言が元でいじめられるような事態は絶対に阻止するべき。目立つとからかわれ、いじめられる。だから目立たないようにする。そういったことが蓄積することで積極性が失われ、自分からは何も決められない、考えを表現できない。いわゆる指示を待つことが主体の人になってしまうのです。(2014/01/29)

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集団の中で口火を切ることがリーダーシップの一つの形なのなら、幼少のころから、そういう人を馬鹿にしたり貶めたりするような行動を抑制することも、教育には絶対必要です。例えば学校で話し合いで沈黙して停滞する時に、突拍子も無いような意見が出た時。明らかにふざけている場合は別ですが、一度でも真剣に受け止め、考える場を作れるか。批判もからかいもあるでしょう。しかし収め、進行する立場の人が、口火をきった人をフォロー出来るか。それが出来ないと、次第に発言することが恐くなり、停滞する場の空気を動かせる人材は育ちません。少なくともその場が終わった後、その発言が元でいじめられるような事態は絶対に阻止するべき。目立つとからかわれ、いじめられる。だから目立たないようにする。そういったことが蓄積することで積極性が失われ、自分からは何も決められない、考えを表現できない。いわゆる指示を待つことが主体の人になってしまうのです。(2014/01/29)

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