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カヤック流 根回しの技術

誰が見ても納得する企画ほど「根回し」するべき

2014年1月29日(水)

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 今回は、「根回し」というキーワードについて考えてみたいと思います。

 新人のビジネスマンやクリエイター向けの記事でもありますが、でも意外と中堅の方にも役立つかもしれません。何せ僕も社会人になって20年弱。しかも、経営者でありながら、根回しの価値を再認識したのは最近のことです。実はこういう基礎のビジネススキルについて、改めて考えてみるというのは意外といいことではないかと思うのです。

根回し

 さて、社会人になって仕事を始めると最初に必ず出てくるキーワードの1つ、「根回し」。この言葉を聞いて、みなさんはどんな印象をもたれるでしょうか。余りいい印象はない方も多いかもしれませんね。会議の前に一生懸命、関係各所に事前に交渉や説得を試みるという、何だか正々堂々としておらず、政治的に面倒くさそうな話に聞こえます。

 僕なんかもそう思っていたので、だったらもうその会議の場でドンとお披露目してその場で一気に公平に決めちゃえばいいじゃないか、そのように考えたくなる。とかくカヤックのようなオープンであることを最大に重視している会社では、なおさらです。

 しかしながら、根回しせずにプロジェクトを進めて、上の方に「俺は聞いてないぞ」と言われてしまい、うまくそのプロジェクトをまわせなくなってしまった…。そんな経験をビジネスマンであればだれしもが一度ぐらいはしているのではないでしょうか。

俺は聞いてないぞ

 「俺は聞いてないぞ」という発言。何だか感情的で、そんなことぐらいでへそ曲げないでよ…って言いたくなりますよね。

 僕も実際そう思います。本当にいい提案やいいプロジェクトなら、事前に聞いていようがなかろうがその場で聞いても賛成してくださいよ…そう正論で戦いたくなりますよね。

 僕もサラリーマン時代、そういう部下でした。

 ところが、自分の立場が上になってくると「俺は聞いてないぞ」という上司の立場もわかるようになりました。

 そもそも「俺は聞いてないぞ」と誰かに言われてしまう事態になるというのは、どういう時なのでしょうか。

 僕はそういう事態になる時というのは、実は、逆説的ではありますが、その提案やそのプロジェクトが、意外と誰が聞いてもそれは良いことだというものを提案するときほど多いのではないかと思っています。というのも、「これは上司が首を縦にふるかどうかわからないぞ…」というような判断の難しいものは、実は事前に意識しなくても根回しをしてしまう。反対されそうなものはさすがに事前に対策を考えがちなのです。

正論だし、通るだろうというものが通らない

 ところが、「これはどうやっても正論だし、通るだろう」というものほど、意外と根回しを怠りがちな状況であることが多いのではないでしょうか。

 だからこそ、突然ぶつけて、それで「俺は聞いてないぞ」となってしまうのです。

 しかしそういう時の「俺は聞いてないぞ」には、実は単に本当に「聞いてないぞ」という感情的なものだけではない何かが含んでいるのです。

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「カヤック流 根回しの技術」の著者

柳澤 大輔

柳澤 大輔(やなさわ・だいすけ)

面白法人カヤック代表取締役

1998年、学生時代の友人と共に面白法人カヤックを設立。数千~数万人規模のネットサービスを幅広く展開。ユニークな人事制度や、ワークスタイルなど、制度面も実験中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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