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「ほぼ日」が愛される理由

第10回 東京糸井重里事務所 篠田真貴子氏

2014年2月3日(月)

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 ブランド戦略コンサルタントの山口義宏氏が企業のブランド担当者と対談する当連載、今回は旧長銀、マッキンゼー、外資系大手から東京糸井重里事務所のCFO(最高財務責任者)に転じた篠田真貴子氏と対談。「ほぼ日刊イトイ新聞」「ほぼ日手帳」で成功を収めてきた事務所の秘密を深掘りする。

山口:篠田さんは旧日本長期信用銀行→留学→マッキンゼー→ノバルティス→ネスレと、華々しいキャリアをお持ちです。それがなぜ東京糸井重里事務所に入社されたのですか。

篠田:マッキンゼー時代の同僚がたまたま仕事で糸井に会い、世間話で「CFO(最高財務責任者)みたいな人を探している」という話になった。そこで、ほぼ日刊イトイ新聞(ほぼ日)のファンだった私のことを思い出してくれたのが、きっかけです。

 当時ネスレで働いていた私がステップアップするには、日本の外へ出るしかありませんでした。アジア全体を見るとか、本社のあるスイスへ行くとか。でもその時2人目の産休から職場に戻ったばかりで、物理的に無理でした。国内で同じような仕事を続けるしかないのかと思っていた時期に、この話があったんです。

山口:外からは、不思議にすら思える、大胆なキャリア変更ですよね。グローバル大企業から、小所帯の、名クリエイターの個人事務所のCFOという…。

篠田:周りからは、飛躍しすぎだとか、外資系に戻って来られなくなるとか、いろいろ言われました。あまりに文化が違うし、入社しても私自身が使い物にならない可能性もあります。2年やって目指す形にならなかったら、また外資系に戻ってもいいと思っていました。


「間接的な顧客」を増やしたい

 それがもう今年で6年目です。入社当時、今でこそ60人近くいる社員もまだ40人強でした。個人事務所がだんだん大きくなり、会社の仕組みを整える必要が出てきたころです。それが私の仕事のひとつでした。肩書きはCFOですがファイナンスに限らず、人事制度も作りましたし、在庫管理の仕組みも作りました。

 東京糸井重里事務所やほぼ日の、ビジネスモデルや事業戦略を言葉にし、外に発信する仕事もしてきました。商品やサイトの愛用者だけでなく、この会社や事業を面白がってくれる「間接的な顧客」のような存在を増やしたいと思って。

山口:まさに私は間接的な顧客の典型です。熱心な読者でも、商品の愛用者でもないですが、恐らく篠田さんが入られた頃から会社が大きくなってくるのを見て興味を持ちました。

篠田:私も、過去に所属していた会社はみな資本主義誕生以前からあるような業種の大企業ですしBtoBも多く、ほぼ日の中はどうなっているんだろうと興味がありました。

山口:大企業で身についたフレームワークを捨てるのは、難しくありませんでしたか。

篠田:完全に捨てたら私がいる意味はないですしね。事業としては中身も規模も過去に経験したものとは全く違いますが、儲かっている点で共通点はあるだろうという感じでした。

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「ブランド・アナーキストを探せ! ニッポンブランド強化作戦 Season2」のバックナンバー

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「「ほぼ日」が愛される理由」の著者

山口 義宏

山口 義宏(やまぐち・よしひろ)

インサイトフォース社長

1978年東京都生まれ。ソニー子会社にて戦略コンサルティング事業の事業部長、リンクアンドモチベーションにてブランドコンサルティングのデリバリー統括などを経て、2010年に「インサイトフォース」設立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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ビル・エモット 英エコノミスト誌元編集長