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金の歴史的上昇相場は終わったか

2014年の価格を分析する

2014年1月29日(水)

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 1月22日に発表された田中貴金属のリリースによれば、2013年の金地金の販売は前年比63%増だった。金価格は2011年に1トロイオンス=1904ドルの史上最高値をつけた後、下落トレンドをたどっている。とりわけ昨年は大きく1700ドル台から1200ドル台と、大きく値下がりした。高値圏にあった頃は、購入よりも手持ちの金を売却する動きが目立ったが、最近は価格が下がったことで値ごろ感が出て購入に回る人が増えている。

 価格が下がったのは、米国の連邦準備理事会(FRB)が、これまで続けてきた量的金融緩和を縮小する方向で動いているからだ。これまで量的緩和によって経済の建て直しを図ってきた米国経済が、いよいよ正常化する局面に入っている。これによりこれまで新興国の株や為替、金、原油などのリスク資産に流入していたマネーが徐々に引き揚げられ、先進国の株式やドルに向かっているといえよう。

 さらに、2010年前後に世界を賑わせていたユーロの信用不安が後退したことも大きい。金は利息や配当を生まないが、現物の裏づけがあり、世界中どこでも換金できることから「有事の金」と呼ばれる。歴史を振り返ると、戦争や内乱などの紛争や、リーマンショックやユーロ危機の際、金は必ず買われていた。金価格が下落するのは、世界にこれといったリスクが顕在化していない証でもある。

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「金の歴史的上昇相場は終わったか」の著者

武田 安恵

武田 安恵(たけだ・やすえ)

日経ビジネス記者

大学院卒業後、2006年日経ホーム出版(2008年に日経BPと合併)に入社。日経マネー編集部を経て、2011年より日経ビジネス編集部。主な担当分野はマクロ経済、金融、マーケット。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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