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空には耳も目もある

2014年1月29日(水)

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 わりとつい最近、NHKのアナウンサーが「真逆」といっているのを続けて耳にした。

 そのひとつは朝のニュース内のことだったのでよけいに驚いた。
 もちろん、ニュース原稿ではなくて、アナウンサーどうしのフリートークの最中に出た「地の」言葉であったのだが、それにしても一瞬「え」と思った。

 というとまるで最近の日本語の乱れを憂えているようだが、乱れの促進に全面協力しているような自分の本職を棚に上げて、そのようなえらそうな嘆息ができるはずもない。

 言葉というものは変わっていくものだ。
 日本を代表する辞書だって定期的に改訂がある。

 自分が物心ついたときには、既にあたりまえに肯定の意味で流通していて何の疑いも抱かなかった褒め言葉「すごい」も、戦後まもないころまでは「悲惨」とか「醜い」と同義の、もっぱら否定的な方向で過剰なさまをしめす形容詞だった、と後付けで読んだことがある。いまでいえば「ヤバイ」が近いだろうか。英語でもSO BADといったりはしますね。

 同様に「かっこいい」も、いまでこそ普通の言葉になっているが、60年代当時は、まだ「流行語」扱いだったはずだ。

 なんだかどんどん「真逆」支持、みたいに見えてきているかもしれないが、個人的にはこの言葉はやっぱり(まだ)ちょっと気持ち悪いのだった。あくまで個人的な話ですよ。あなたが訊くから話したんだ。それはさておきといったでしょ。じゃあさておきはどうしてくれるんだ。

 誰も訊いてないが。

 この分では、見間違いの意味で使う「空目」がニュースに登場するのも時間の問題のような気がする。

 といいつつ「空目」はWEB上では自分もしばしば使ってしまう。

 私の奇特なフォロワーの皆様には既にご存じの通り、私のツイートの8割はダジャレで成り立っている。

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「空には耳も目もある」の著者

とり・みき

とり・みき(とりみき)

マンガ家

熊本県出身。ギャグマンガをメインにしながら、エッセイコミックやストーリー物も手がける。94年『DAI-HONYA』98年『SF大将』で星雲賞、95年『遠くへいきたい』で文春漫画賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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高坂 晶子 日本総合研究所調査部主任研究員