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2013年中国ヒット商品番付発表

見えてくる中国ビジネスで勝つポイント

2014年2月5日(水)

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 日本では、毎年の年末に、その年のヒット商品番付が発表されます。中国の消費市場が世界で注目される中、2013年の中国ヒット商品・サービス番付もあれば面白い、ということで、勝手ながら私たちがまとめてみました。私の会社は中国で色々な定量調査を実施していますが、今回のこの番付は消費者調査の結果ではありません。社内で過去1年間、中国でヒットした商品や消費現象を踏まえて議論し、インパクトの大きい順に並べたものです。

 2013年の中国ヒット商品・サービス番付は、私の知る限り日本と中国のどちらでもまだ発表されていません。この番付から、変化の激しい中国の最新の経済、消費と世相が分かり、それが皆さんの中国ビジネスのヒントにもなるのではないかと思います。それでは番付を一つずつ解説していきます。

  • 【2013年中国のヒット商品・サービス番付】
  • 1位:微信(中国版LINE)
  • 2位:独身の日・ネット通販祭
  • 3位:小米スマホ
  • 4位:空気清浄機
  • 5位:日本製おむつ
  • 6位:民族系化粧品と民族系ファッション
  • 7位:土豪金(金持ちゴールド)
  • 8位:剩女と辣媽(ラーマ―)
  • 9位:地方テレビのヒット番組
  • 10位:コンパクトカー

1位)微信、スマホ経由で消費者と対話

 いきなり日本人に馴染みのない漢字が登場しますが、この「微信」の中国語読みは「ウェイシン」、英語だとWeChatと言います。中国最大のネット企業・テンセント(中国名:騰訊)が作った、スマートフォンで使う無料インスタントメッセンジャーアプリです。中国版「LINE」といえば、日本人には分かりやすいでしょう。

 この微信が、堂々の横綱に選ばれたのは、2013年に中国で誰も比較ができないぐらいの成長を遂げたからです。微信は、2011年に中国でサービスを始め、ユーザー数は同年末に5,000万人、2012年9月に2億人、2013年1月に3億人、そして10月には海外ユーザーを含めて6億人を超えました。

 中国のスマホユーザーは既に5億人超ですが、今年はさらに4億台ほどのスマホが売れると予想されています。スマホの普及に合わせて、微信の爆発的な成長がさらに続き、今年末にはユーザー数が10億人を超えるのではないかとさえ言われています。

 私は、この微信が、これから中国人の消費生活に大きな影響を与えるのではないかと興味津々です。中国人の消費行動をみると、もともと日本人以上に口コミに頼る傾向が強い。この傾向につけ込むように、ここ数年、ネット口コミの世界では「やらせ」がどんどん増えています。これは日本でも問題視されていますが、中国のやらせは既に度を越しています。そのため、微信以外のSNS(交流サイト)ではユーザー離れが目立ち始めています。

 微信は、こうした従来のSNSと一線を画す新しい方向を目指しているようです。個人の微信と企業の微信をきれいに区別しており、商業的な微信に興味がなければ最初からそれを見ずに、友達などとのやり取りだけをすることもできます。

 消費者がある商品について関心を持てば、街や店頭で見かけたその商品のURコードにスマホをかざすだけで、すぐに微信を使ってその商品をフォローできます。そして微信の中の決済機能を使って、その商品を購入できます。従来のSNSにあったやらせは消費者に商品情報を無理やり押し付けるため、消費者の離反を招きました。しかし微信は、あくまでも消費者が興味をもった商品の情報をより簡単に見つけ、その商品をより簡単に購入できるように手助けするのです。

 日本企業でも、ユニクロがすでに中国で微信を上手に活用しています。店頭には必ずユニクロ微信のURコードを大々的に掲げています。中国人はスマホ上でユニクロ微信から新商品情報を常にチェックし、社員の求人情報に応募することもできます。日本企業はまだ微信をあまり知らないようですが、中国の消費者とコミュニケーションを取りたいなら、すぐにでも微信を始めるべきでしょう。

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「中国人に売れないなんてありえない」のバックナンバー

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「2013年中国ヒット商品番付発表」の著者

徐 向東

徐 向東(じょ・こうとう)

CM-RC.com(株)中国市場戦略研究所 代表

北京外国語大学講師、日経グループ企業の首席研究員、上海事務所総監、コンサルティング会社の代表などを経て、2007年から(株)中国市場戦略研究所(cm-rc.com)と上海CMRC代表。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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