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「バブル」を最初に口にしたのは誰?

気になる使用頻度の再増加傾向

2014年2月3日(月)

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 新しい時代がいよいよ到来したとばかりに、人々が熱狂の渦に巻き込まれているうちは、株や不動産など資産価格のバブルについて、それが持続性を伴っていない単なる行きすぎた価格形成だということは、なかなか理解されない。

 そうした本質を鋭く察した人がいても、多勢に無勢で、時代の空気に覆い隠されてしまう。けれども、ひとたびバブルが崩壊してそれが加速していくと、人々は夢から覚めて、バブルの生成と崩壊という歴史がまた繰り返されただけだったことに、ようやく気がつくのである。

「バブル経済」の初出は90年

 この「バブル」という言葉は、いつごろから日本で一般的に使われるようになったのだろうか。この疑問に正しく答えられる人はほとんどいないだろう。1980年代後半のバブル期ではないかと考えがちだが、実は89年12月末に日経平均株価が3万8915円のピークをつけて急落局面に入った後、つまり90年に入ってからなのである。

 堀井憲一郎氏の著書「ホリイのずんずん調査 かつて誰も調べなかった100の謎」の中に、「バブルの最中は誰も『バブル』と呼んでいなかった事実」という章がある。

 同氏の調査によると、一般向け週刊誌4誌(文春、ポスト、現代、朝日)の目次で「バブル」という言葉を探してみたものの、80年代は一切出てこなかったという。

 株価の大幅上昇や地価の高騰は、86年には「株価狂乱」「マネーゲーム」、87年には「地価狂乱」「異常狂騰」などと呼ばれていた。89年には「ヒミコ景気」「平成景気」など、好景気に命名しようとする動きがあった。そして、株価が急落した90年になって初めて、週刊誌に「バブル」という言葉が出現した。

 それでは、日本の新聞には「バブル」という言葉はいつから出てきたのだろうか。堀井氏は上記の著書で「バブル経済」をキーワードにして記事検索をかけて調べているが、もう少し検索の範囲を広げて、自分で調べてみた。

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「「バブル」を最初に口にしたのは誰?」の著者

上野 泰也

上野 泰也(うえの・やすなり)

みずほ証券チーフMエコノミスト

会計検査院、富士銀行(現みずほ銀行)、富士証券を経て、2000年10月からみずほ証券チーフマーケットエコノミスト。迅速で的確な経済・マーケットの分析・予測で、市場のプロから高い評価を得ている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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