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男性中心職場での「できる女」の条件

知っておきたい「ホモフィリー」という概念

2014年2月12日(水)

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 本連載では、昨年まで米ビジネススクールで助教授を務めていた筆者が、世界の経営学の知見を紹介していきます。

 さて、ここ数年、米国では女性が内部昇進して大企業のトップに就任するようになってきました。たとえば先月15日には、ゼネラル・モータースのCEO(最高経営責任者)に生え抜きのメアリー・バーラ氏が着任しました。2012年には米IBMのCEOにバージニア・ロメッティ氏が就任しています。とはいうものの、やはりこういった方々は例外的で、女性経営幹部の数は米国でもまだ多いとはいえません。さらに、日本企業における女性の内部昇進の現状に至っては、説明するまでもないでしょう。

 なぜ女性の内部昇進は少ないのでしょうか。そもそも社内に女性が少ない、子育てサポートなどの体制が足りない、といった制度的な問題が大きいのは言うまでもありません。しかし実はそれに加えて、組織の本質として女性にハンディキャップがあることも、経営学ではわかってきています。今回は中でも「ホモフィリー」という概念を使った一連の研究を紹介しながら、この点を解説していきましょう。

ホモフィリーとは何か

 ホモフィリーは、人と人のつながりを分析する「ソーシャル・ネットワーク研究」の中心的な考えの1つです。その命題はいたってシンプルです。それは、「人は同じような属性をもった人とつながりやすい」というものです。

 「似た者同士がつながりやすい」というのは、みなさんにも直感的ではないでしょうか。人はそもそも心理的に同じ属性の相手に親近感を持ちやすいですし、属性が似ていれば同じことに興味を持つ可能性も高くなります。すなわち、ホモフィリーは「人のつながり」における自然な傾向といえます。

 ホモフィリーは欧米の社会学では1950年代から盛んに研究が進められており、これまで友人関係、学校、起業家のコミュニティーなど、あらゆるところで「似たような人同士がつながりやすい」事実が統計的に確認されています。みなさんも、自分の友人・知人や、ツイッターなどのSNS(交流サイト)で、「自分に似た人」を知らず知らずのうちに選んでいることは多いはずです。

 ホモフィリーは様々な研究分野に応用されています。たとえば疫学では、「健康な人は、健康な人とつながりやすい」傾向があることが主張されています。逆に、不健康な人は不健康な人とつながりやすくなります。

コメント10件コメント/レビュー

30代男性メーカー勤務です。男性の方が情報優位とは、必ずしも言えない気がします。理系だったのでマジョリティは男性でしたが、学生時代から現在まで、彼女や妻の方がインフォーマルな情報をたくさん持っていました。また、大学時代、過去問や過去レポは女性に集まったので、良質な情報は彼女たちから入手することができたと記憶しています。確かに、「ホモフィリー」は実在すると実感しますが、男性と女性の間には、もう少し違うバイアス(例えば、男性は女性に情報を流すが逆はあまりない。など)が働いている気がします。(2014/02/12)

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「男性中心職場での「できる女」の条件」の著者

入山 章栄

入山 章栄(いりやま・あきえ)

早稲田大学ビジネススクール准教授

1996年慶応義塾大学経済学部卒業。98年同大学大学院経済学研究科修士課程修了。2008年、米ピッツバーグ大学経営大学院より博士号(Ph.D.)を取得、米ニューヨーク州立大学ビジネススクール助教授を経て現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

30代男性メーカー勤務です。男性の方が情報優位とは、必ずしも言えない気がします。理系だったのでマジョリティは男性でしたが、学生時代から現在まで、彼女や妻の方がインフォーマルな情報をたくさん持っていました。また、大学時代、過去問や過去レポは女性に集まったので、良質な情報は彼女たちから入手することができたと記憶しています。確かに、「ホモフィリー」は実在すると実感しますが、男性と女性の間には、もう少し違うバイアス(例えば、男性は女性に情報を流すが逆はあまりない。など)が働いている気がします。(2014/02/12)

非常に腑に落ちました。何故かを書くと他の方々からは厭味と受け取られるかもしれませんので書きませんが、非常に頷けました。(2014/02/12)

電子メールのコミュニケーションは情報の質にも注目されたのでしょうか?電子メールが発達する前から、女性一般職社員の情報伝播スピードはすごかったです。(人事情報とか社内恋愛とか)我々は給湯室連絡網と呼んでいました。(2014/02/12)

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