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あなたの自宅をリゾート地に

異端児が日本の家を再定義する

2014年2月13日(木)

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 狭い自宅でも開放的な空間な身を置いてリラックスしたい。そんなニーズをとらえ、販売実績を伸ばしている企業がある。緑化事業などが主力の東邦レオ(大阪市)の子会社「イノベーション」だ。東邦レオの常務取締役である岡崎富夢氏が35歳で設立した。

 屋上にソファやジャグジーを置いて、パーティーなどを楽しめる空間を作る。居住空間の確保が難しい日本の住宅事情に適した提案をしている。

 2012年からは屋上庭園だけではなく、住宅販売にも乗り出した。こだわりの仕様に絞り込み、価格を1500万円程度に抑えたのがウリだ。消費増税を控え、伝統的な商習慣がある住宅業界の中で存在感を発揮できるのか。岡崎社長に聞いた。

もともと東邦レオはビル向けに屋上緑化などを手掛けてきました。屋上庭園を始めたきっかけは何でしょうか。

岡崎 富夢(おかざき とむ)
1977年1月生まれ。山口県下関市出身。1999年、東邦レオ入社。2003年、東京支社東京戦略室室長。2009年、取締役事業本部長に就任。2011年にグロービス「アルムナイアワード(変革部門)」を受賞。2012年、株式会社イノベーションを設立し、社長に就任した。(写真:陶山勉、以下同)

岡崎:2008年のリーマンショックで、東邦レオの経営が厳しい状況に陥りました。当時売上高が年70億円程度あったうち、マンション向けの売上高20億円が1年で半減してしまいました。主力の断熱工事は、受注価格の値下がりによる採算割れが続いていたのです。

 このままだと社員をリストラしなくてはならない状況に追い込まれました。私は2009年に取締役事業本部長に就いていたから、本当に苦しかった。その中で起死回生の一手として考えたのが屋上庭園だったのです。

 断熱材の販売をしていて、2010年5月に顧客から「屋上庭園が屋根と同じくらいの100万円でできたら注文するのに」との話があり、ピンときた。圧倒的にコストを抑えた屋上庭園なら勝算があると考えたのです。

 調べてみると屋上庭園の原価は250万円くらいになりました。そこで、必死に原価を洗い出します。部材、工法、人件費などの原価を見直して、3~4カ月で100万円で売れるメドが立った。これまで屋上庭園はオーダーメイドでした。これをレディーメイドに変え、資材を集中的に大量購入することで原価を抑えたのです。

 ソファなど家具も、インドネシアや中国に委託生産をして、販売しています。日本の家具メーカーに作ってもらうと非常に高くなってしまいます。2010年11月に木造用屋上庭園「プラスワンリビング」を始めました。2011年度は630棟、2012年度は1200棟売って、2013年度は1950棟売れる見通しです。当初は屋上にだけプラスワンリビングを売っていました。

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「あなたの自宅をリゾート地に」の著者

大西 孝弘

大西 孝弘(おおにし・たかひろ)

日経ビジネス記者

1976年横浜市生まれ。「日経エコロジー」「日経ビジネス」で自動車など製造業、ゴミ、資源、エネルギー関連を取材。2011年から日本経済新聞証券部で化学と通信業界を担当。2016年10月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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