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イエレン体制下で格差際立つ世界経済

先進国に翻弄されるG20会合

2014年2月24日(月)

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 米国では1月から量的緩和の縮小がスタートした。昨年12月中旬の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、すでに資産購入規模を850億ドルから750億ドルに減額することが決定されていた。そして今年1月の会合では、新興国市場の混乱に加え、米雇用統計が寒波の影響で弱い数字となる中で、さらに650億ドルへの縮小が決まった。

 どうやら米国における量的緩和の役目は終わったと見て、慎重ながらも“逐次撤退”ということのようだ。「ハト派」と見られていたバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長から、同様に雇用情勢に慎重な見方をとっているイエレン議長へとバトンタッチされても、おそらく量的緩和縮小は淡々と続く見込みである。

 現在の堅調な景気動向の下では、量的緩和の縮小を「一旦停止」するハードルは高い。FRBのバランスシート拡大ペースは徐々に鈍化して、年内には拡大が止まることとなる。

FRBとは裏腹にバランスシートを拡大する日銀

 一方、日銀は「異次元の量的緩和」に踏み出した後、着々とバランスシートを拡大している。2012年末のマネタリーベースは138兆円だったが、主として国債の買い入れにより昨年末には200兆円を突破。今年末には270兆円に達し、2年間で倍増する見込みで、バランスシート全体も290兆円となる計画だ。その規模はGDPおよそ500兆円の60%近くに達する見込みである。

 FRBのバランスシートが4兆ドル(約400兆円)を超えたが、米国のGDPは17兆ドル。GDPに対する比率は25%未満にとどまっている。日銀のバランスシート拡大ペースは、GDP対比でも米国を上回っている。日銀は遅ればせながら、米国が量的緩和第3弾(いわゆるQE3)をスタートするに至って、ようやく歩調を合わせ、そこからは全速力といったところだ。

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「イエレン体制下で格差際立つ世界経済」の著者

深谷 幸司

深谷 幸司(ふかや・こうじ)

FPG証券・代表取締役

三菱銀行からドイツ証券、クレディスイス証券を経て、2012年に為替アドバイザーとして独立。2013年3月からFPG証券代表取締役。相場変動をいかに乗り切るかをテーマに個人から企業に至るまでサポート。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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