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森元首相の“あの失敗”を防ぐにはたった2つのことを意識すればいい

2014年2月25日(火)

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 東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相による発言が大きな波紋を広げています。ソチ五輪、フィギュアスケートの浅田真央選手について、最後の競技直前に「あの子は大事なときに必ず転ぶ」などと発言していた問題です。

 発言に対する反応は、激怒する声、発言の趣旨を調べて報道の仕方を問題視する声、全体を見た上でやはり発言に問題を感じるという声など、実にさまざまですが、「どうすればこんな問題発言自体を防げるか」という具体策について論じるものは見つけられませんでしたので、ここでまとめておきます。

 難しい話ではありません。「たった2つ」を意識すれば、こうした「口害」の発生はきっちり防げるのです。

言わなければ問題発言は生まれない

 まず何があったのか。経緯をざっと整理しておきましょう。

  • 2月20日、森喜朗元首相は福岡市内での講演で、ソチ五輪フィギュアスケート団体について「負けると分かっていた。浅田真央選手を出して恥をかかせることはなかった」、浅田真央選手のショートプログラムの演技について「あの子、大事なときには必ず転ぶんですよね」などと発言した。
  • 同日夕方~夜に複数のメディアがその発言を報じた。翌日朝刊にも掲載された。
  • 報道を受けて、多くの人が怒りの声を上げた。選手への敬意が足りない、デリカシーがない、東京五輪・パラリンピック組織委員会会長としてふさわしくないなどという批判があふれた。
  • 講演での発言だったということで、講演内容を書き起こしたり、文脈から判断しようとする動きが出る。本人の意図は別にあるという理解の声や、恣意的に発言の一部を切り取って報道するメディアへの不信感をあらわにする声も広がる。
  • 書き起こし全文を読んでも、やはり問題だという声も出た。
  • 騒ぎを受けて、インタビューされた森元首相は「意図と異なる」とコメントした。

 たくさんの声が上がり、また時間経過と共に論調も変化していますので、主な経緯と論点をこちらにまとめてあります。

 さて、これは、これまでこのコラムで紹介している「本人にとっては誤解」の典型的なパターンです。

 私はコミュニケーションのアドバイザーやトレーナーとして、経営者やメディアで発信する人たちと日常的に関わっていますので、「リーダーのコミュニケーションをどう改善するか」という視点で、この一連の騒ぎを見ています。

 その視点で、何が問題だったと見ているか。

 一言でいえば、問題は「あの講演内容」がすべてです。

 メディアの恣意的な報道が問題という声もありますが、それは今に始まったものではありません。仮にメディアが恣意的に、場合によっては悪意を持って報じるとしても、発言していない言葉が報道されることはないのです。

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「森元首相の“あの失敗”を防ぐにはたった2つのことを意識すればいい」の著者

鶴野 充茂

鶴野 充茂(つるの・みつしげ)

ビーンスター株式会社 代表取締役

コミュニケーションの専門家として幅広く活躍。リーダーに効果的な伝え方をアドバイスするほか、全国規模のPRプロジェクトに携わる。著書は30万部超のベストセラー「頭のいい説明すぐできるコツ」など二十数冊。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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