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消費増税を蹴散らす“豪快女子”!

バブルの功名「ご褒美消費」の底力

2014年2月27日(木)

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 日経MJ(日経流通新聞)は昨年10月28日、東京の丸の内・大手町に勤める女子社員100人を対象に実施した、消費動向についての調査結果の記事を1面に大きく掲載した。

 「消費をリードするのはいつの時代も女性だ。アベノミクスの高揚は、彼女たちの心を動かしているのか」という問題意識から行われたこの調査からは、「景気回復のスピードに先行して力強さを増す『ご褒美消費』が見えた」という。

 様々な会社の幅広い年齢層の女性が発した自分の消費行動についてのコメントは、なかなか興味深い。

購買意欲旺盛な50代と貯金志向の20代

 中でも、購買意欲には世代間で大きな差が見られる。記事では「50代は積極的だが、20代は『貯金』志向がある」と指摘しており、バブル経済を知っている、いわゆる「豪快女子」と、リーマンショック直前にあたる2008年入社組の若年女子社員とでは、消費行動が極めて対照的だ。記事には、そのことを示す、以下の記述がある。

「今回話を聞いた108人のうち、9人が景気とは関係なく収入の多くを消費に回す『豪快女子』だった。バブル経済を経験した45歳以上が6人おり『年収が減っても心がバブっていて貯金ができない』(証券・50歳)とスタイルを変えない人が目立つ」

「金融の54歳は今夏、100万円かけて欧州に2回旅立った。『給料のほとんどは旅費に消えていく。年末にもフランスへ行くつもり』。休日のランチに5000~1万円以上を使う電機メーカーの51歳は『景気が悪くても、欲しいものは欲しいときに買います』と力強い」

「豪快女子の7割は、7~9月のご褒美消費について『昨年と変わらなかった』と答えた。常に限界近くまでお金を使っているためで、実際にはご褒美を増やした人以上の消費パワーがある」

「女性がお金を本格的に使い出すのは、社会人になってから。人によって差はあるが、入社直後の経済環境は『刷り込み』となってその後の消費スタイルに影響する」

「バブル世代とは対照的に、リーマンショックに見舞われた2008年にメーカーに入社した28歳は『食費も洋服代も含め、使うのは月4万円。欲しいものは安心と貯金で、寄り道せず飲み会にも行きません』」

 バブル世代の女性(最近は「バブル女子」という呼び名もある)と、就職活動で大変な苦労をした若年層の女性社員とではやはり、消費行動に大きな違いがあるようだ。

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「消費増税を蹴散らす“豪快女子”!」の著者

上野 泰也

上野 泰也(うえの・やすなり)

みずほ証券チーフMエコノミスト

会計検査院、富士銀行(現みずほ銀行)、富士証券を経て、2000年10月からみずほ証券チーフマーケットエコノミスト。迅速で的確な経済・マーケットの分析・予測で、市場のプロから高い評価を得ている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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