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球春!オープン戦今昔物語

フル出場にこだわった王、長嶋

2014年3月7日(金)

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 球春到来。華やかなソチ冬季五輪の陰でかすんでいたプロ野球に、やっと日が当たるようになった。各地で今、オープン戦がたけなわだ。ひいきチームの今年の戦力は? 米大リーグ入りした田中将大に代わるスターは出てくるのかなど、ファンのボルテージも次第に上がっている。ところが、このオープン戦がなかなかの曲者。映画の予告編に似たオーバーな報道が多く、本番で期待を裏切ることがよくある。

 2008年の西武、昨年の巨人はオープン戦で最高勝率を残し、ペナントレースでもリーグ優勝を遂げた。しかし、このような例は稀で、2008年の巨人のように、オープン戦で最下位だったのに、本番で優勝した例もある。

 傾向から見ると、オープン戦の勝率が5割を少し超え、12球団合わせた順位が中ほどといったチームが本番で好成績を残すことが多い。「勝ちクセをつける」のも大事だが、いかに本番を想定して試合を進めるかが問題なのだ。

 個人の成績もオープン戦と本番で必ずしも一致しない。

 巨人の若手投手のホープ宮国椋丞は、入団2年目の2012年にプロ初勝利を含む6勝をマークした。翌2013年のオープン戦では3勝無敗。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場のエース内海哲也に代わって開幕投手に起用された。このまま順調に主力投手の仲間入りをすると思われたが、好不調の波が大きく、3度も2軍落ちして6勝7敗にとどまった。

 台頭しそうな若手に対し、ライバル球団は様々な方法で力量を測り、欠点を探り出そうとする。宮国は沖縄育ちの、おっとりとした人間。足で揺さぶるなど、チマチマとした攻撃を受けると慌てる。オープン戦で泣き所を探り当てたライバルは、本番になるとしつこく足攻を仕掛けて崩した。

 DeNAの投手の国吉佑樹も、宮国と似た欠点を見抜かれた。育成選手から出てきた196センチメートルの長身。2012年のオープン戦で2勝無敗、自責点ゼロの好投を見せた。だが、本番では4勝12敗にとどまった。制球に難がある国吉に対し、オープン戦では簡単に打って出てきた相手も、本番ではじっくりとボールを見定めた。2013年は2軍暮らしが長く、1軍では3登板の2勝1敗に終わった。

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「球春!オープン戦今昔物語」の著者

浜田 昭八

浜田 昭八(はまだ・しょうはち)

スポーツライター

アマからプロまで野球一筋半世紀という超ベテランのスポーツライター。現場取材にこだわり続けて、今日も記者席から白球を追う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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