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スターバックスが意識する「思い入れ」と「思い込み」の違い

第16回 スターバックスコーヒージャパン 堀江裕美氏(後編)

2014年3月17日(月)

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前回、スターバックスが愛され続ける理由について深く語り合った、ブランド戦略コンサルタントの山口義宏氏とスターバックスコーヒージャパン執行役員の堀江裕美氏。今回は、ブランド力を維持し続けるために忘れてはいけない「要」について語り合う。

山口:スターバックスはもともとアメリカのブランドで、それが日本にやってきたわけですが、市場の違いを感じることはありますか?

堀江:「スターバックス ヴィア」という商品があります。これですが。

山口:ああ、中身をカップに入れてお湯を注ぐとコーヒーになる。いわゆるインスタントコーヒーですね。スターバックスの店舗だけでなく、コンビニでも見かけます。

予想以上にヒットしたスティック型インスタントコーヒー「スターバックス ヴィア」

堀江:この商品のカテゴリーを「プレミアムスティックコーヒー」と呼んで統一しています。アメリカにはこのタイプのコーヒーが今までなかったのですが、20年かけて開発し、アメリカでは2009年、日本では2010年に発売を開始しました。

山口:開発に20年ですか。

ヴィアの開発に20年費やす

堀江:発売の20年前に、アメリカの店舗に「これにお湯を注いで、飲んでみて」と、ヴィアの原形を持って来た方がいました。飲んでみたところ、味が店舗で出したコーヒーそのもので驚き、調べたところスターバックスのコーヒー豆を粉にしたものが原材料だったと分かりました。この面白いコンセプトがきっかけでこのドン・バレンシアさんという科学者は後に米国のスターバックスのR&D(研究開発)センターに参加することになります。

山口:商品の始まりからしてドラマのようですね(笑)。でも、その原型から20年間かかったんですか。

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「ブランド・アナーキストを探せ! ニッポンブランド強化作戦 Season2」のバックナンバー

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「スターバックスが意識する「思い入れ」と「思い込み」の違い」の著者

山口 義宏

山口 義宏(やまぐち・よしひろ)

インサイトフォース社長

1978年東京都生まれ。ソニー子会社にて戦略コンサルティング事業の事業部長、リンクアンドモチベーションにてブランドコンサルティングのデリバリー統括などを経て、2010年に「インサイトフォース」設立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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