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「お姉さん」管理職のすさまじい「いじめ」と「えこひいき」

女性が躍進すると潰される女性社員が増える?

2014年3月14日(金)

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こういう人に部署を任せておいて大丈夫?

 私がここ10年近く、多くの管理職を観察していると、「本当にこういう人に部署を任せておいていいのだろうか」と思う人を見かけます。例えば、罵声を浴びせるなど激しいパワハラをする人もいます。比率としては、これは男性管理職の方が多いでしょうか。

 一方、女性の管理職の場合は、男性の管理職に比べて、罵声を浴びせる人の数は少ないようですが、感情に任せた言動や育成、評価などをしている傾向があるように思えるのです。もちろんそれには当てはまらない、一定の見識を持った人もたくさんいます。しかし、「感情に任せた言動や育成、評価」といった点に絞ると、女性管理職は男性管理職よりも多いように思えます。私が取材している人事部や取引先、労働組合の執行部からも同じことを耳にします。

 その一例を挙げましょう。私は10数年前、最初の勤務先であるある通信社で海外の報道機関からの記事を日本語に翻訳する部署にいました。部員は20人程。いずれも正社員。

 部の責任者である部長は、50代前半の男性。それを支える課長として40代前半の女性がいました。女性は、以前に紹介した某出版社の、育休明けの女性社員たちとは対照的です。仕事への姿勢はよく、意識が高く、上昇志向が旺盛です。

 女性課長はプレイヤーとして仕事を処理するスピードは部員でいちばん早く、その精度も高かったのです。社員の質は相当に高い会社でしたが、その中でも「優秀」という意味では抜きん出ていました。30代半ばで管理職にいち早く登用されていました。

 しかし、マネジメント、例えば、部下20人程への対応には、当時30歳前後だった私も首をかしげたくなるものがありました。「えこひいき」がすさまじいのです。年下の男性で仕事がある程度できる人には指導や助言などが甘くなります。「お姉さん」という感じで接してきました。私は高い評価をもらっていました。

 一方で、仕事ができないにも関わらず、素直に従わない人には容赦なく、厳しくなります。その「指導」を聞いていると、胸が苦しくなるほどでした。逆らう人には、「これ、この前、言ったよね?」「はい~~~?」などと小ばかにした表情を見せながら追い詰めます。特に女性の部下はほとんどの人が怖がり、委縮します。その時の職場の雰囲気は悪く、私は時折、席を外していました。

全面服従すれば接し方が甘くなる

著者の最新刊『悶える職場

 ところが、50代前半の部長がいる時は、猫をかぶります。例えば、部下に「~(仕事を指す)をしてくれると、うれしいです!」と女子高校生のような声を出して指示をします。

 部長が不在になると、デキの悪い社員の中でも、特に結婚したばかりの女性や、妊娠中、さらには育休明けの女性を集中的に狙います。この女性課長もまた、幸福な家庭を築いているようには見えました。当時、息子さんが私立の名門中学に通っていて、その後、医師になったと聞きます。ご主人は大手メーカーで、40代前半で部長をしていました。

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「「お姉さん」管理職のすさまじい「いじめ」と「えこひいき」」の著者

吉田 典史

吉田 典史(よしだ・のりふみ)

ジャーナリスト・記者・ライター

1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006年以降、フリーランスに。特に人事・労務の観点から企業を取材し、記事や本を書く。一方で、事件・事故など社会分野の取材を続ける。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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