• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「無能な上司」には罵声を浴びせてもいい!?

2014年3月25日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

たとえ「無能」でも、上司の立場は強い

 前回の記事で、私が上司に涙を見せながら抗議をする姿に、読者からコメントの形でいくつかの指摘がありました。例えば、「明らかにコミュニケーション不足なのに、同レベルの上司に勝ったつもりで、ヒーローきどり」といったものです。さらには、「最後まで自分への戒めがなかったコラムでした。今でも正しいと思っているようですね。無能な上司だから職場で罵声を浴びせてやりあってもよし、には賛同できません」もありました。

 当時を振り返ると、上司との間で「コミュニケーション不足」とは言いきれないのですが、「ヒーローきどり」だったというとらえ方は事実関係として正しいと思います。「今でも正しいと思っているようですね」といった指摘もその通りで、確かに今も正しかったと考えています。

 こういう指摘があるのはおそらく、読者は会社で働く以上、職位が上の者には逆らうことはできない。そのようなことをすれば、損害を被ると思っているからではないでしょうか。あるいは、例えば、自分がやりたい仕事があったとしても、上司がそれを認めない。しかも、上司よりも自分の扱いははるかに低い。職位や賃金などにおいて、もっといい扱いを自分は受けるべきだが、それができないことなどに不満をもっているのかもしれません。

 これら一連の思いは、私も30代後半に会社を離れる寸前まで強く持っていたことであり、理解できるつもりです。この連載で指摘してきたように、会社が権限で成り立つ以上、それを持つ人は持たない人よりはるかに強く、たとえ、「無能」であれ、上司は強い立場であるものなのです。会社を変わったところで、この構造は同じです。その意味では、読者と同じ考えです。

上司のマネジメント能力には警告を与える

著者の最新刊『悶える職場

 いかなる上司であろうとも、部下としてはインフラ(良好な関係)を作ることは基本です。このあたりが、個人事業主や会社の創業経営者などと、大きく異なるところでしょう。また、取材で接する、例えば、フリーターや会社員経験の浅い人が理解できていない傾向がある部分です。

 上司を判断するのは役員や人事部などであり、部下ではありません。そうである以上、権限を持つ者には従わざるを得ない。闘ったところで、最終的に勝つことはできないのです。「勝った」と思ったところで、それは瞬間的な思いでしかありません。経験論でいえば、権限が強い者と争うと無駄に終わる可能性が高いのです。むしろ、失うものが大きいでしょう。

コメント0

「職場を生き抜け!」のバックナンバー

一覧

「「無能な上司」には罵声を浴びせてもいい!?」の著者

吉田 典史

吉田 典史(よしだ・のりふみ)

ジャーナリスト・記者・ライター

1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006年以降、フリーランスに。特に人事・労務の観点から企業を取材し、記事や本を書く。一方で、事件・事故など社会分野の取材を続ける。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

韓国がダメでも、日本なら技術を見る「目」が投資家にあるはずだ。

崔 元根 ダブル・スコープ社長