• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「伊豆大島」を忘れるな

もう1つの被災地の姿

2014年3月13日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 彼岸の入りが近づき、桜のつぼみも膨らみ始めてきた。

 振り返れば、つい先月の大雪被害が遠い過去の話のようだ。あの東日本大震災も発生から丸3年が経ち、話題に上ることも少なくなった。先日、知人のテレビ局員が「震災番組では、視聴率はなかなか取れなくなっている」と話したことが印象に残っている。

 確かに、震災がらみの報道は年月を経るにつれて少なくなっている感がある。4年目を迎える来年、そしてそれ以降、被災地が置き去りにされてしまうのではないか。私はそんな危惧を覚える。人は忘れやすい生き物だ。

 それでも東北はまだ、世間の耳目を集めている方なのかもしれない。

観光客6割減の伊豆大島

 一方で完全に「置き去りにされている」と感じる被災地がある。東京から航空機を使えばたった30分ほどの島、伊豆大島だ。

 伊豆大島は昨年10月の台風26号による豪雨で大規模な土石流が発生。39人の死者・行方不明者が出る大惨事となった。被害の発生後しばらくはメディアも大々的に報じたが、あれから半年が経ち、最近はトンと伊豆大島の話を聞かない。被害の全容も、ほとんど伝わってこない。復興の様子が報じられることも極めて少ない。

 そうした中、年間を通じて最大のイベント、「椿まつり」が今、開催されている。今月23日で今年の椿まつりは終わるが、島の観光協会によると、この2カ月での集客は前年比で約60%減だという。

 当然、土石流被害がその元凶だ。島の経済を支える観光産業が、このありさまでは復興の見通しは暗い。

コメント4

「記者の眼」のバックナンバー

一覧

「「伊豆大島」を忘れるな」の著者

鵜飼 秀徳

鵜飼 秀徳(うかい・ひでのり)

日経おとなのOFF副編集長、浄土宗僧侶

京都市景観市民会議委員(2016年)、佛教文化学会会員。 1974年生まれ。成城大学文芸学部卒業後、報知新聞社へ入社。2005年日経BP社に入社。日経ビジネス記者などを歴任。2016年4月より日経おとなのOFF副編集長。浄土宗僧侶の顔も持つ。正覚寺副住職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

人々が働きたいという会社になるには 「働きやすさ」と「働きがい」、この2つが必要だ。

川野 幸夫 ヤオコー会長