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アベノミクスは“軍備拡張が目的”?

歴史を振り返って中央銀行と戦争の関わりを考える

2014年3月17日(月)

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 2月19日付の米ウォール・ストリート・ジャーナル電子版に、安倍晋三首相の経済ブレーン・本田悦朗内閣官房参与のインタビューが掲載された。そのなかで本田氏は「日本の首相が靖国参拝を避けている限り、国際社会での日本の立場は非常に弱い」として、「われわれは重荷を背負った日本を見たくはない。自立した国としての日本を見たい」と語ったという。

 さらに同紙は「本田氏は『アベノミクス』の背後にナショナリスト的な目標があることを隠そうとしない。日本が力強い経済を必要としているのは、賃金上昇と生活向上のほかに、より強力な軍隊を持って中国に対峙できるようにするためだと語った」とも伝えた。本田氏はリフレ政策を掲げてアベノミクスを主導した一人であるが、そこからこのような発言がもし出ていたとなれば、非常に注意すべきことのように思われる。

 なぜそう考えたのか。私は『聞け! 是清の警告 アベノミクスが学ぶべき「出口」の教訓』という本の原稿を書いていた時、1つ気になっていたことがあったのだ。アベノミクスの目的が軍備拡張まで意識したものではなかったのか、ということだ。このことを原稿に書き込んでおくべきか悩んだのだが、私の勝手な思い込みであることを願って、直接指摘することは避けた。

 実際にオフレコ前提でどのようなコメントを本田氏がしたのかは分からない。しかし、アベノミクスが日本の軍備拡張まで意識したものであったかどうかについては、模範としたのが昭和初期、太平洋戦争前の高橋財政であったことを考えると、その可能性は否定できない。つまり、日銀による国債引き受けを行った高橋財政と同様に、軍備拡張を含めた財政拡大につながりかねないからだ。

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「アベノミクスは“軍備拡張が目的”?」の著者

久保田 博幸

久保田 博幸(くぼた・ひろゆき)

金融アナリスト

証券会社の債券部で14年間、国債を中心とする債券ディーリング業務に従事。幸田真音『日本国債』の登場人物のモデルにも。専門は日本の債券市場の分析。特に日本国債の動向や日銀の金融政策について詳しい。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官