• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「1兆円企業になるには、“新しい働き方”が必要です」

小柴満信JSR社長に聞く「アグリゲーターな人たち」

2014年3月20日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 何が課題が分からない--。ある時、某企業の社長がこんなことを漏らしたことがある。経営のかじ取りをすべきトップが自社の問題を把握してないという。もし、これが本音だとすれば、社員の立場からするとたまったものではないかもしれない。だが、この言葉、今の時代の企業マネジメントの難しさを表現しているのだ。市場変化は早く、組織の機動力は低下しているのだ。そんな状況では、経営者も課題を正確には捉えきれないほど、問題は複雑化している。

 その原因を探っていくと、組織の問題もさることながら、社員の「働き方」にも原因があることが見えてきた。個人と企業の問題は一度に解かれなければならない-- 『アグリゲーター 知られざる職種 5年後に主役になる働き方』では、その観点にたち、処方箋を多様な視点でまとめた。

 お陰様で、昨年発売以降、増刷され、今年2月にはキンドル版が、この春には韓国語版も出版されることになった。

 「多様な視点でまとめた」と書いたものの、実は書ききれなかったテーマが1つある。それは、経営者自身が今の会社経営をどう見ているのか、ということだった。経営者として、そして、個人の立場では何を考えながら仕事をしているのか?と聞いてみたいのだ。そこで、不定期ながら、マネジメントに携わる方々に「新しい働き方」をテーマにインタビューをしていこうと思う。第1回目は石油、ケミカル分野で成長続けるJSRの小柴満信社長にお話を伺った。 

この本(『アグリゲーター』)でお伝えしたかったことの1つに「組織改革と個人の働き方は同時に解決すべきである」ということがあります。その同時に解決するヒントとなるのが、アグリゲーターという日本人が聞いたことない職種でした。

 例えば、何か全く新しい事業を起こそうというときに、この「アグリゲーター」たちは、いったん会社のルール、組織の枠から離れ、自由に社内外から人材、知識、技術を集め(アグリゲート)、プロジェクトチームを組成して、一気に価値を生み出すところまで物事を推し進めようとする。イノベーションが叫ばれる今、そういうアグリゲーターたちの働き方を企業側が支援し、広げることにより、結果的に企業も成長できるんだと思っています。私たちは、今後日本企業でも彼らの働き方は活発化すると思っているのですが、しかし現実はどうでしょう。

 いま先端を走る経営者が、自らの企業をどうみているのか。どんな問題意識をもって何に取り組まれているのか--。そんなお話をお伺いすることで、アグリゲーターで書いてきたこととの繋がりが出てくるんじゃないかなと期待して、本日はお時間いただきました。

JSR株式会社 代表取締役 小柴満信
1980年 千葉大学大学院工学研究科修士課程修了。1980年10月から1981年6月。米国ウィスコンシン州 州立ウィスコンシン大学大学院材料科学科在籍。その後1981年 日本合成ゴム株式会社(現JSR株式会社)入社。2004年 取締役電子材料事業部長、2006年 常務取締役電子材料事業部長
2008年 専務取締役、2009年4月 代表取締役社長。東京都出身。58歳。

小柴:「知られざる職種 アグリゲーター」読みました。面白いコンセプトですね。最初のところのニュートン型と、ダーウィン型の組織の分類、それからいくつかのアグリゲーターを育てるためのプロセスなどは、今、ちょうどうちの会社でやっていることと共通するところがある。実際そういう人たちをどうやって動かせばいいのか、と考えていたところなので、「あ、ちょうどここに書いてあるじゃない」(笑)と感心しました。

ありがとうございます。さて今日は、JSRがいま、どういう会社を目指しているのか、ということからお聞きしたいのですが。

小柴:我が社の設立は1957年。もともと石油化学で成長し、今はファインケミカル事業も軸に事業を展開しています。お陰様で、比較的、「継続的に成長している会社」と言われてきました。しかしリーマンショック以降、世界市場の構造が大きく変化を続けています。そこで、今改めて、持続的に成長できる会社とは何か、という原点に立ち戻り、新しい組織と次の事業の準備を進めているところです。

コメント0

「ザ・アグリゲーター 経営者たちに聞く「新しい働き方」」のバックナンバー

一覧

「「1兆円企業になるには、“新しい働き方”が必要です」」の著者

柴沼 俊一

柴沼 俊一(しばぬま・しゅんいち)

日本銀行、マッキンゼー&カンパニー、ファンド投資先経営を経て、2009年1月からシグマクシスに入社。パートナー(役員)として、戦略コンサル、M&Aアドバイザリー、事業開発など、新サービスを開発・提供

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

人々が働きたいという会社になるには 「働きやすさ」と「働きがい」、この2つが必要だ。

川野 幸夫 ヤオコー会長