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ららら、マッドの子

2014年3月19日(水)

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 ストレスを受け続けているのに万能になれない。

 といった意のこと以外に、STAP細胞をめぐるゴタゴタについて、私はあまりツイートしていない。

 それはまあ、正直に申し上げて、STAP細胞の真偽などという専門的なことは門外漢で判断がつかない、というのが大きい。

 生命科学自体は昔から好きで、某アニメの脚本の仕事の時もだいぶ勉強したのだけど、それでも「好き」止まり。ろくに自分がわかってもいないことをネタに、さもわかっているような書き方をするのは、マンガではある程度必要なテクニックだけれども、文章ではみっともない、と分際は心得ている。

 もっとも、この問題はもはや科学から離れ、理研とメディアがスクラムを組んで(?)起こした演出めいた発表のほうに注目が移っているようだ。

 そういう研究所という場所や、人間関係や、論文発表の実態についても、もちろん私は詳しくないから、詳しい人(幸いフォローしている人の中には現役の研究者が複数名おられる)のツイートを「へえ」「そうなんだ」と、もっぱら読む側に回っている。そのほうが勉強になる。

 自分はといえば騒動後もいつものように、

 Stap in the name of life sciense

 というダジャレを上げただけだ。意味は深く問わないように。

 しかし、今回は(分野は違えど)他の研究職や、信頼している科学記事の書き手の人達も、当初はけっこう興奮気味にこのニュースを伝えた、ということがあった。

 この人たちは、話題になった「リケジョ」騒動に踊らされていたわけではない。むしろ、どちらかといえば、そういう理研の演出やメディアの取りあげ方には冷ややかな人が多かった。

 彼らは、結局なかなか追試の結果が上がらずに真偽が問われ始めた「単純すぎて誰も気づかなかった万能細胞の作り方」という、科学的な盲点というかブレイクスルーのほうに興奮していた。かくいう私自身も「割烹着よりもっとそっちを詳しく流せ」と思いながら報道を眺めていたクチであった。

 まあ、それもまた、ある種の「物語」にときめいた、という点では同じなのかもしれない。

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「ららら、マッドの子」の著者

とり・みき

とり・みき(とりみき)

マンガ家

熊本県出身。ギャグマンガをメインにしながら、エッセイコミックやストーリー物も手がける。94年『DAI-HONYA』98年『SF大将』で星雲賞、95年『遠くへいきたい』で文春漫画賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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