• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

日産のEV発売中止とテスラの巨額投資に揺れる電池メーカー

見え始めた復活の狼煙、環境規制も追い風に

2014年3月24日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 新興メーカーが世界最大級の工場投資──。新興EV(電気自動車)メーカーの米テスラ・モーターズの大規模投資が、関係者にインパクトを与えている。約5000億円を投じ、世界最大級の電池工場を建設する計画を明らかにした。

 これは電池関連メーカーにとって渡りに船だ。それはこの数年、電気自動車市場は予想を裏切ってきたからだ。最も期待されていたのがEV「リーフ」を販売する日産自動車だ。資本提携先の仏ルノーと共同で2016年度までにEV累計販売150万台の目標を掲げていたが、今年1月時点で約10万台と目標達成への道のりは、はるかに遠く、黄信号が灯っている。

テスラのセダンタイプのEV「モデルS」は販売が大幅に伸びている

高級EVも発売が延期に

 実は日産の誤算はリーフだけではない。高級車EVの発売延期もある。2012年のニューヨーク国際自動車ショーで、インフィニティブランドのEVコンセプト車「LEコンセプト」を公開。米国スマーナ工場で生産し、2014年に発売する予定だった。関係者によると「当初のデザインが良くなかったため、作り直した」ほどだった。しかし売れる見込みが立たないために、発売延期となっている。背景には、リーフの販売が伸び悩んでいることや、開発当初の想定より電池の技術革新などが進まず航続距離などが伸びなかったことなどがある。「実際は開発中止に近い」(関係者)という。

 電池材料大手の三菱ケミカルホールディングスは日本と中国、米国、欧州の世界4極に電池材料工場を建設。米国では日産のスマーナ工場や電池工場があるテネシー州に電池材料の工場を稼働させている。三菱ケミカルHD子会社の英ルーサイト・インターナショナルの工場内に急ピッチで生産設備を立ち上げたものの、需要が期待したほど伸びずに当てが外れた。そこにテスラの巨大投資が浮上したのだ。三菱ケミカルHDの小林喜光社長は「当然、供給したい」と意気込む。

コメント0

「記者の眼」のバックナンバー

一覧

「日産のEV発売中止とテスラの巨額投資に揺れる電池メーカー」の著者

大西 孝弘

大西 孝弘(おおにし・たかひろ)

日経ビジネス記者

1976年横浜市生まれ。「日経エコロジー」「日経ビジネス」で自動車など製造業、ゴミ、資源、エネルギー関連を取材。2011年から日本経済新聞証券部で化学と通信業界を担当。2016年10月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

ライバルは思わぬところから出現します。

浜田 健一郎 ANA総合研究所 シニアフェロー・前NHK 経営委員長