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オバマ訪亜まで3週間、日韓は「撃ち方やめ」となるか

慰安婦像に次いで、韓国人留学生が旭日旗に過剰反応

2014年4月3日(木)

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 安倍晋三首相と韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の会見が3月25日、オバマ米大統領の仲介で実現した。日韓それぞれの政権が発足して以来、初めての首脳会談である。北朝鮮の核兵器問題に議題を絞って行われた会談は、そのことが逆に歴史認識を巡る日韓のわだかまりがいかに根深いかをいやが上にも強調するものとなってしまった。会談後の記者会見場で安倍首相が韓国語で挨拶したにもかかわらず、朴大統領は「ニコリともせず、こわばった表情でこれを無視した。これも日韓の対立をシンボリックに表していた」(米国務省担当記者)。

 米政府筋によれば、今回の日米韓首脳会談にいたるまでには、オバマ政権による3カ月にわたる裏工作があったという。国家安全保障会議(NSC)のメデイロス・アジア上級部長が中心となったホワイトハウス主導の対日、対韓和解工作だった。

 それだけに、会談後、ホワイトハウス高官は「会談のトーンは非常に建設的だった。(日韓双方の)不協和音を示すようないかなる状況(any shape)も流儀(any fashion)も会談の席にはなかった」と、言葉を選びながら自画自賛した。
("From the follow-up NSC brief by 'senior official' via the White House press pool," White House, 3/25/2014)

 オバマ政権は日米韓首脳会談の実現に向けて骨を折ったものの、日韓が今後どのような歩み寄りを見せるかについて、これといった確固たる見通しがあるわけではない。しかも4月22日からのオバマ大統領の訪日・訪韓という「かんぬき」がかかっており、時間的余裕もあまりない。

 その意味では、「オバマ大統領は2人を会わせるだけではなく、歴史認識問題でももう少し確約めいたものを引き出してもよかったはず」(上院外交委員会で委員を務める共和党議員の補佐官)といった声がワシントンにはある。

 「願わくば、懸案を歴史認識問題と実践的な懸案(北朝鮮問題など)に分け、2つある引き出しのそれぞれに入れることができればよかった。だが、それはできなかった。それが悲劇であった」(ウォレス・グレグソン元国防次官補)
("Current Leaders of South Korea, Japan Meet for First Time," Carol E.Lee, Wall Street Journal, 3/25/2014)

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「オバマ訪亜まで3週間、日韓は「撃ち方やめ」となるか」の著者

高濱 賛

高濱 賛(たかはま・たとう)

在米ジャーナリスト

米政治・経済・社会情勢を日本に発信している。1969年、米カリフォルニア大学卒業、読売新聞社に入社。米特派員、総理官邸・外務省担当キャップ、デスクを経て、調査研究本部主任研究員。98年からUCバークレー校上級研究員。同年から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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