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その正社員化に魂は込もっているか

スタバ契約社員、1日早い「入社式」から見えたもの

2014年4月3日(木)

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 3月31日、桜が美しく咲いたその日、通常の企業より1日早い入社式が東京都内で開かれた。出席した「新入社員」は807人。どんな大企業の話かと思われるかもしれないが、開催したのは社員数、約1800人のスターバックス コーヒー ジャパンだ。4月1日から社員数は、一気に4割以上増えることになった。

全契約社員の正社員化を祝う、スターバックス コーヒー ジャパンの入社式。各地域の社員が順番に挨拶をした(撮影:深澤 明、以下同)

 スターバックスは、4月1日から契約社員全員を正社員にした。同社の関根純CEO(最高経営責任者)は壇上で「皆さん、本当におめでとうございます」と述べつつ、「入社式とか入社おめでとうというのは、違和感があります。既にみなさんはスターバックスの一員として、契約社員として働いていただいていますから」と、少し苦笑いした。

 入社式の冒頭では、休日休暇の取り扱いや賞与、社会保険、確定拠出年金などの説明があり、皆真剣な表情で聞き入っていた。契約社員という期間の定めがある契約から、正社員という無期雇用に転換することの意味を、改めてかみしめているようだった。

主婦という人生経験を生かす

 当日、壇上で1人の新入社員の女性が挨拶した。奥野佐知子さん。中学3年の息子を持つ、40歳代のシングルマザーだ(3月末時点)。

 奥野さんは2008年にアルバイトとしてスターバックスで働き始めた。当時は子育てもあり、午前9時~午後3時までの勤務。料理教室の講師と掛け持ちしていた。2年ほど経ったある日、働きぶりを見ていたストアマネージャーの勧めで、SSV(時間帯シフト責任者)になる。

 ストアマネージャーがいない時は、店舗の切り盛りを任される重要な役目だ。なぜ、働く時間が短く、同時期に入った同僚よりスキルが足りない部分がある自分なのか。そう問うと、「主婦のパートナーさんは人生経験を積んでいる。その貴重な経験を店舗で活かして欲しい」というのが、答えだった。

壇上で挨拶する奥野佐知子さん

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「その正社員化に魂は込もっているか」の著者

広岡 延隆

広岡 延隆(ひろおか・のぶたか)

日経ビジネス記者

日経コンピュータ編集部、日本経済新聞産業部出向を経て2010年4月から日経ビジネス編集部。現在は自動車など製造業を担当している。これまでIT、電機、音楽・ゲーム、自動車、製薬産業などを取材してきた。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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中谷 巌 「不識塾」塾長、一橋大学名誉教授