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「社畜」は全然悪くない

起業と就業の無意味な二分論

2014年4月3日(木)

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 あっという間に清明も近づき、入学式、入社式が相次ぐ季節になりました。ところで、いつも不思議に思うですが、なぜ新入社員って、最初の1ヶ月だけは大抵は見分けがつくのですかね。

 さて、そんな入社シーズンだからこそ、「会社に飼い慣らされている人々」を揶揄する社畜という言葉について書いてみたいと思います。情報技術の進歩とともに、個人事業の開始が容易になり新しい働き方のスタイルが増えているこのタイミングで、「会社にしがみついて働き続けるのはかっこ悪い」とともに「リスクをとって起業するのがカッコいい」といった風潮が少しあるように思います。

 私自身は、こういう「社畜的ライフスタイル批判」がよく分からないのです。会社員だったときは自分を正当化するためにそう考えているのかもしれないと、自分自身に対して疑心暗鬼だったのですが、去年の末に会社を辞めてフラフラと独立している今となっては、幾分と確信が深まったようです。

 ここでは、「社畜ライフスタイル批判」について疑問を投げかけるとともに、なぜ社畜という言葉が生まれたのかについて考えてみることにします。

起業できるのは恵まれている人

 まず、起業する人が偉いという風潮がありますが、それは正しいのでしょうか。むしろ、起業・開業できる人の大半は恵まれた人であるということだと私は思います。

 それは単に、やりたいことがある程度明確になっている、というだけの話ではありません。それよりも私が指摘したいのは、起業出来る人というのは、そのリスクが小さくなっている人、もしくはそもそもリスクを大きめにとれる余裕が何らかの理由である人だからです。

 実際問題として、起業に失敗したら自分の生活が相当に苦しいことになるかもしれないし、また家族だけでなく親まで路頭に迷うかもしれない、という状況において、それでもやりたいことのために起業するという人はどれくらいの数になるのでしょうか。余程の人でない限り、そういった事情がある場合には、なかなか思い切って会社を辞めるなんてことは出来ないのではないでしょうか。

コメント17件コメント/レビュー

社畜と嫌悪される存在ならば、家畜はどうなんでしょうか?今の風潮は社畜はXだけど家畜は○って言ってるだけ。(2014/04/17)

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「「社畜」は全然悪くない」の著者

慎 泰俊

慎 泰俊(しん・てじゅん)

投資プロフェッショナル

東京生まれ東京育ち。朝鮮大学校政治経済学部法律学科卒、早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。モルガン・スタンレー・キャピタルを経て現在はバイアウトファンドの投資プロフェッショナルとして働く。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

社畜と嫌悪される存在ならば、家畜はどうなんでしょうか?今の風潮は社畜はXだけど家畜は○って言ってるだけ。(2014/04/17)

今の日本でベーシックインカムは無理だと思う。これだけ財源ない、国の借金が嵩むと言っているのに何処から出すの?働いても生活保護以下にしかならない人間が少なくない事。これでは働くのが馬鹿だと認識する人間が出るし、その風潮はもう既に有る。この逆転現象の解消の為に生活保護は、国による衣食住現物支給の下宿状態での集団管理で、小遣い月1万。下宿運営の一部を住人が担う。全国に施設を作り、シルバーではないが各地の国の仕事の一部を労役とする。過疎の所は現金収入が問題なので、山林管理の一部委託など労役で納税の代わりとする。最低賃金は仕事内容と労働負荷でランク分けして、上げるべき物は上げ、下げるべき物は下げる。最低賃金は下手に上げると、仕事が消滅する。遊ばせるよりマシな楽な仕事は安くても良いだろう。逆にキツイ仕事なのに安いのは人を潰してしまう。(2014/04/05)

私も下のコメントにある「全ての公的福祉に代わるベーシックインカム制」に賛成です。雇用市場の本質的な不公平性は、「ノーディール」(交渉決裂)の選択肢が雇用者側にのみしか存在しない事にあります。ベーシックインカム制の下では、求職者側も「お前のようなブラック企業で働く位なら、ベーシックインカムの方がマシだ」と席を立つ選択肢が常に与えられる事になり、真の意味で対等な雇用交渉が成立します。(2014/04/04)

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