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専業主婦でも“作らない”

家事は「慣れるより頼め」が今流

2014年4月4日(金)

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 2児の母親である鈴木京子さん(35歳、仮名)の自宅に家事代行サービスのベアーズ(東京都中央区)から派遣された吉田寿々子さんが到着したのは午前11時。吉田さんは、鈴木さんから自宅にある鍋や調味料について説明を受けたあと、すぐに調理を開始した。材料は、鈴木さんが普段使っている近くのスーパーで購入してきてもらったものだ。

 3つのコンロを同時並行で使いながら手際よく調理をする吉田さんの姿に鈴木さんは感嘆の声を上げる。「わあ、すごい。これはどうやって作るんですか?」。「これは下味を付けた後にレンジで火を通すと、早いのよ」。かつて料理教室の先生だったこともある吉田さんの説明に、鈴木さんは目を輝かせて頷く。

子供を抱きながらキッチンで調理プロセスを見る鈴木京子さん(左)(撮影:的野弘路、以下すべて)

 今回申し込んだベアーズのサービスは、1回の訪問で主菜・副菜2品を5日分作ってもらえる「楽ラクうちごはん」。同社が2012年2月に開始したサービスだ。

 吉田さんは、3時までの4時間で、4人分の量の10品を作り上げた。こんにゃくと卵の炒め煮、手羽の照り焼き、マカロニサラダ、五目煮、と色とりどりの食事が完成。ずらりと並んだ料理を見ながら、鈴木さんは「自分のランチに、夫のお弁当のおかずに、と色々用途がふくらみます」と満面の笑みを浮かべた。

このストレスを何とかしたい…

 バリバリのコンサルタントだった鈴木さんが次男の育休に入ったのは約1年前。朝、旦那を送り出した後、次男の面倒を見ながら家事をしていると、すぐに保育園に通う長男のお迎えの時間になる。2人の男の子が自宅に戻れば「文字通り戦争です」と笑う。

 鈴木さん夫婦の両親は共に関西圏。お互いの両親のサポートを受けることもままならず、“主婦”としてのストレスは溜まる一方だった。そんなときに思い出したのが、かつて子供がいない共働き時代に一度だけ使ったことのある家事代行サービスだった。

 鈴木さんは料理が嫌いなわけではない。むしろ好きな方だ。キッチンの棚や冷蔵庫には基礎調味料や使い勝手の良さそうなストック容器などが所狭しと整理整頓され並んでいる。

 しかし、鈴木さんのストレスはピークに達していた。久しぶりに家事代行を使おうと思った理由をこう語る。「外に出ず、一人で家でずっと子供の相手をしていたら、息が詰まり、疲れてきてしまったんです……」。

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「専業主婦でも“作らない”」の著者

染原 睦美

染原 睦美(そめはら・むつみ)

日経ビジネス記者

日経パソコン、日経ウーマンオンラインを経て、2013年4月から日経ビジネス記者。IT担当などを経て、日用品・化粧品担当。趣味は洗濯、昼酒、ピクニック。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師