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日銀は、ダラス連銀総裁の「プレゼン力」を見習え

フィッシャー総裁語録から見る、中銀トップに必要な力

2014年4月8日(火)

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 全米を12の地区に分けた上でそれぞれに置かれている連邦準備銀行(連銀)の1つ、ダラス連銀の総裁・CEO(最高経営責任者)を2005年4月から務めているのが、リチャード・W・フィッシャー氏である。

 メキシコ育ちで、スペイン語にも堪能。1997年から2001年まではUSTR(米通商代表部)の次席代表で、日米貿易摩擦が激化する中でタフネゴシエーターぶりを発揮したため、日本でもよく知られた人物である。なお、米連邦準備制度理事会(FRB)副議長に指名されて上院の承認待ちとなっている前イスラエル中央銀行総裁のスタンレー・フィッシャー氏とは、むろん別人だ。

品はないかもしれないが、率直な物言いが魅力

 ダラスはテキサス州の北部にある大都市。油田関連の産業を軸に発展してきた。1963年にケネディ米大統領(当時)が暗殺された場所としても知られている。今年4月2日にはテキサス州の州都オースティンの北にある米陸軍の巨大基地で銃乱射事件が発生した。09年にも同じ場所で乱射事件があった。

 そうしたさまざまなことも影響しているのか、東部や西部に住む一般の米国人の間で、テキサス州やテキサス人(Texan)の評判は必ずしも芳しくない。話す英語になまりがある田舎者、誰もが銃を所持している西部劇の時代のような人々といった、ステレオタイプなイメージを持つ人もいる。

 だが、代表的なタカ派(インフレやバブルへの警戒姿勢が強く、金融緩和に消極的で金融引き締めに積極的な論者)の論客であるフィッシャー総裁は、3度にわたる量的緩和でFRBのバランスシートが膨張していること<図表>に内在するリスクを重視している。今年はFOMC(連邦公開市場委員会)での投票権を有しており、同総裁の発言を市場が材料視する場面は昨年よりも多くなっている。

■図:量的緩和で膨張し続けている米FRBのバランスシート
(出所)米FRB

 また、米国の金融政策について、さらには米国の政府や議会に対し、フィッシャー総裁は時にわかりやすいたとえを交えながら、驚くほど歯に衣着せぬ率直な物言いをする(もっとも、東部に住む筆者の日本人の知人はフィッシャー総裁の話す英語には「品がない」と酷評しているが・・・)。ここでは、筆者が収集した過去数年の「フィッシャー語録」を見ておきたい。

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「日銀は、ダラス連銀総裁の「プレゼン力」を見習え」の著者

上野 泰也

上野 泰也(うえの・やすなり)

みずほ証券チーフMエコノミスト

会計検査院、富士銀行(現みずほ銀行)、富士証券を経て、2000年10月からみずほ証券チーフマーケットエコノミスト。迅速で的確な経済・マーケットの分析・予測で、市場のプロから高い評価を得ている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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